日本ロック史に輝くJAGATARAが30年ぶりに復活! (1/3) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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日本ロック史に輝くJAGATARAが30年ぶりに復活!

連載「岡村詩野の音楽日和」

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Jagatara2020のミニ・アルバム「虹色のファンファーレ」/Pヴァイン提供

Jagatara2020のミニ・アルバム「虹色のファンファーレ」/Pヴァイン提供

Jagatara2020/Pヴァイン提供

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 日本のロック史を語る上で、JAGATARA(ジャガタラ)は最も重要なバンドの一つだ。1979年の結成から、リーダーでヴォーカルだった江戸アケミの急死による90年の解散まで、活動期間は約11年。その後の音楽シーンをたどっても、彼らがいたから今があると断言してもいいほど、時代の潮目を変えてきた。

【Jagatara2020のパフォーマンスの様子を伝える写真はこちら】

 そんな歴史的存在であるJAGATARAが、約30年ぶりとなる新曲を含む7曲入りミニ・アルバム「虹色のファンファーレ」をリリースする。90年に亡くなった江戸、92年に逝去したナベと篠田はいないが、残るメンバーを中心にJAGATARA2020として復活した。これまで散発的に江戸アケミ追悼イベントなどで再結集していたが、今回は新たなオリジナル曲をレコーディングしたというのだから驚く。

 活動初期は、全裸でステージに立つこともあった江戸の過激なパフォーマンスが話題になる側面もあったが、81年にギターのOTO(オト)が加入してからは、初期のパンク的アプローチと、アフロ・ファンクやレゲエの要素を前面に出したグルーヴ感ある演奏が合流。定着しなかったバンド名も「暗黒大陸じゃがたら」と改め、82年に自主制作でファースト・アルバム「南蛮渡来」を発表した。評論家らに認められ、歴史的傑作として若い世代に大きな影響を与え続けている。

 江戸の精神的不調から活動休止の時期もあったが、EBBY(ギター)、ナベ(ベース)、OTO(ギター)といった主要メンバーに加え、篠田昌已(サックス)、テイユウ(ドラム)、ヤヒロトモヒロ(パーカッション)、吉田哲治(トランペット)、村田陽一(トロンボーン)、エマーソン北村(キーボード)、南流石(ヴォーカル、ダンス)ら多くの曲者たちの加入もあいまって、演奏はよりアグレッシヴでパッションあふれるものとなっていく。

 90年1月に解散するまでの後期数年は、名をJAGATARAと再び改め、イベントや学園祭などにも精力的に出演する一方で、87年には「裸の王様」「ニセ預言者ども」、映画「ロビンソンの庭」オリジナルサウンドトラックといったアルバムを次々とリリースした。89年にはアルバム「それから」でメジャー・デビューも果たすなど、高い音楽性を維持しながら、時代を牽引(けんいん)していった。


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