<現代の肖像>中島美嘉 自分が信じた道しか歩いてこなかった (1/3) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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<現代の肖像>中島美嘉 自分が信じた道しか歩いてこなかった

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一志治夫AERA#現代の肖像
「最近は外に出て友だちとワインとかも飲むようになった。ちょっと人間っぽくなってきたかな(笑)」/岡田晃奈撮影

「最近は外に出て友だちとワインとかも飲むようになった。ちょっと人間っぽくなってきたかな(笑)」/岡田晃奈撮影

来年2月にはパリ公演も予定されている舞台稽古の合間に代々木上原でMIYAVIによる「イノサン」の劇中歌をレコーディング/岡田晃奈撮影

来年2月にはパリ公演も予定されている舞台稽古の合間に代々木上原でMIYAVIによる「イノサン」の劇中歌をレコーディング/岡田晃奈撮影

 歌手で俳優の中島美嘉さんは、デビューから18年、「自信がない」と断り続けてきた舞台に、初めて挑んだ。「イノサン musicale」。中島さんは主人公の女性死刑執行人マリー‐ジョセフ・サンソンに共鳴し、挑戦を決めた。中島さんのデビューは鮮烈だった。2001年、ドラマ「傷だらけのラブソング」で主役に抜擢。その後も、「雪の華」が世界で歌い継がれるなど順調な芸能活動に見えた。しかしその陰で、耳の違和感に長く苦しんでいた。音程が取れず、うまく歌えない。引退も考え、悩み抜き、再び歩き出した中島さんは、さらなる強さを手にいれた。AERA 2019年12月16日号に掲載された「現代の肖像」から一部紹介する。

【「イノサン」の劇中歌をレコーディングする姿の写真はこちら】

 デビューから18年、中島美嘉(なかしま・みか)(36)はその間、一度としてミュージカルや芝居の舞台に立ってこなかった。「自信がなく、怖かった」からだ。何百回となく経験しているライブでも、いまなお本番前には緊張で震える中島にとって、それは大きな難関だった。

 しかし、2019年11月29日、中島は、東京・有楽町の「ヒューリックホール東京」で、900人の観客を前に、ついに初めてとなる舞台に挑戦した。しかも、座長として。

 演目は、死刑執行人の一家「サンソン家」を描いた漫画『イノサン』(原作・坂本眞一)をミュージカル化した「イノサン musicale」(脚本・横内謙介/演出・宮本亞門)。フランス革命前後の18世紀に実在した一族だが、中島は、その中で唯一フィクションとして描かれた女性死刑執行人マリー-ジョセフ・サンソンを演じた。

 中島が初めての舞台に挑んでみようと思ったのは、死刑と革命をテーマにしたこの物語と主人公のマリーに共鳴したからだった。


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