生活習慣の改善から花粉症対策が叶う 症状緩和のための心得5つ (2/4) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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生活習慣の改善から花粉症対策が叶う 症状緩和のための心得5つ

小長光哲郎AERA#ヘルス
写真:森林総合研究所提供

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 東洋医学には「陰と陽」という考え方がある。ゆっくりと、リラックスさせる感じが「陰」。活動的でエネルギーが外に向かう感じが「陽」。たとえるなら前者がブレーキ(副交感神経)、後者がアクセル(交感神経)だ。この二つのやりとりを、季節の大きな循環の中でとらえていくのが東洋医学。花粉症が出る春先は、「陰」の冬から「陽」に向けてぐっとアクセルを踏み込む時期になる。この入れ替えの時期に両者のバランスを崩すと、アレルギーなどの発症のきっかけになるというのだ。

「崩す大きな原因が、睡眠です。現代人は眠らなくなりました。夜に光を浴びる機会が増えたことも理由でしょう。明るさは『陽』。つまり十分な睡眠で『陰』を養うべき冬に寝不足で陽を与えすぎると、陰が足りなくなってバランスが崩れ、春先になって上がってくる陽の力が暴走しやすくなるんです」

 さて、その大前提をおさえたうえで、冬場の過ごし方でもう一つ要注意だと若林さんが言うのが、先ほどの「お酒」なのだ。年末年始は連日、お付き合いで飲み会が続く人も多いだろう。これが、春になってからの花粉症の症状に影響するという。

「たとえば鼻水は湿気と熱で出ると考えられています。アルコールは、体の中にその熱気と湿気を作り出す複合体なんです。それを大量にとってしまうと、症状が悪化しやすくなります」

 加えて、ビールなどの冷たいアルコール、つまみでは生野菜、刺し身など火を通していないものは体を冷やし、体の中の水分のはけを悪くし、鼻水や涙などの分泌物増加につながるという。

「おなかに水分量を増やし、胃腸を冷たい状態にして負担をかけます。胃腸を通っている経絡(ツボのライン)は実は鼻の奥も通っていますから、鼻も詰まってくる、と考えられています」

 前出の2人はどうか。男性は毎晩、夕食の時のビールを欠かさない。

「花粉症のシーズンもとくに気にせず、年中飲んでいます」

 女性は会社近くの店で週に3回ほど、ビールやチューハイ、ハイボールなどを飲む。家で飲むことも多いという。


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