ラグビーW杯ハーフタイムに駆け込むカメラマンも 熱戦を「陰」で支える日本企業 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

ラグビーW杯ハーフタイムに駆け込むカメラマンも 熱戦を「陰」で支える日本企業

このエントリーをはてなブックマークに追加
ラグビーワールドカップの各スタジアムに設けられたキヤノンのプロカメラマンサポートブース。各カメラマンの要望を聞き取り、修理や調整を行う(写真/深澤友紀)

ラグビーワールドカップの各スタジアムに設けられたキヤノンのプロカメラマンサポートブース。各カメラマンの要望を聞き取り、修理や調整を行う(写真/深澤友紀)

カウンター奧の部屋では、技術者たちがカメラやレンズのクリーニングや調整、修理などを行っている。テレビ放送用のカメラレンズも運ばれてくる(写真/深澤友紀)

カウンター奧の部屋では、技術者たちがカメラやレンズのクリーニングや調整、修理などを行っている。テレビ放送用のカメラレンズも運ばれてくる(写真/深澤友紀)

 ラグビーワールドカップ日本大会が9月20日に開幕して1カ月余り。48試合が組まれるビッグイベントもベスト8の試合まで行われ、残り試合もわずかとなってきた。準々決勝の南アフリカ戦で敗れはしたものの、初の8強入りという大躍進を遂げた日本代表。その活躍さながら、大会を盛り上げるのに一役かっている日本企業がある。熱戦を伝えるプロカメラマンたちをサポートしているキヤノンだ。

【写真】スタジアムに設けられたブースでチェックする技術者

 全国12会場で行われる全試合で、スタジアムにブースを設け、カメラやレンズの修理や点検、クリーニング、そして最新機材の貸し出しなどすべて無料で行っている。日本で行われている大会だから日本企業がサポートしている、というわけではない。実は、世界各地のスポーツイベントで日本のカメラメーカーによるプロカメラマンへのサポートが行われている。例えば2016年リオ五輪のメインプレスセンターではキヤノンのほかにニコンもカウンターを設置していた。

■「2強」時代に食い込むメーカー

 多くのプロカメラマンが日本製カメラを使用するのはなぜなのだろうか。キヤノン広報課主幹の小林宏樹さんに聞いてみたところ、高い技術を要求されるレンズの研磨加工は一朝一石にできるものではなく、長年かけてレンズのラインナップをそろえてきたという点で優位に立ってきたという。リオ五輪でもスポーツを撮影するカメラマンの9割以上がキヤノンかニコンのカメラを愛用するなど、長らく「2強」時代が続いてきたが、近年は、ソニーやパナソニックもプロ用機材を販売しはじめ、さらに日本メーカーのシェア争いが熾烈になってきている。

 なかでもキヤノンはラグビーで存在感を見せている。日本代表のスクラムハーフ田中史朗、スタンドオフ田村優が所属するトップリーグチーム「キヤノンイーグルス」を持ち、ワールドカップでは前回イングランド大会からオフィシャルスポンサーを務めている。同社の御手洗富士夫会長はラグビーワールドカップ2019組織委員会の会長も務めている。


トップにもどる AERA記事一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい