『大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』の著者、田幸和歌子さん(46)は言う。

「堀北真希さん主演の『梅ちゃん先生』と間違えている人が多いからです。設定が朝ドラの中でも劣等生代表の『梅ちゃん』と一緒にするなんて、津田先生が怒りますよ!」

 田幸さんは、朝ドラの中でむしろ津田梅子を連想するのは、「あさが来た」だと指摘。女子教育者で日本女子大を創立した広岡浅子がモデルだ。

「主人公のあさと、木村佳乃さんが演じたお金持ちの未亡人との会話に、アメリカに留学する女性の話題が出てくるんですが、彼女が津田梅子さんの可能性もある。そう考えながら朝ドラを見直すのも、楽しいんじゃないでしょうか」

(ライター・羽根田真智)

AERA 2019年4月22日号より抜粋