※写真はイメージです(写真:gettyimages)
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 複数枚持ってしまいがちなクレジットカードだが、ポイントを効率よくためには1枚に絞るのが効果的だ。そのカードの選び方や活用法について、節約アドバイザーの丸山晴美さんに聞いた。

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年会費が無料のものであっても、複数のクレジットカードを持っていると管理しづらい。災害時に紛失すると危険の元にもなる。

「クレジットカードは1枚に絞るのが、ポイントを効率よく貯めるための超基本です。光熱費や電話、インターネット料金をはじめ、毎月の支払いを集約させてください」(丸山晴美さん)

 最近では、賃貸物件の家賃もクレジットカード払い(自動引き落とし)OKのケースが増えている。「at home」などの賃貸仲介サイトで検索すれば、カード払い可能な物件を探せる。引っ越しを考えている人は、その観点から物件を選ぶのもいい。

 1枚に“選択と集中”を行う際には、とことん有利なカードを選ぼう。年会費無料系でポイントが貯まりやすいのは、1.2%のポイント率で大人気のリクルートカード。付与率では見劣りするが、P-oneカード(ポケットカードが発行)は毎月の利用料金から自動的に1%が割り引かれるので楽に得できる。

 飛行機によく乗る人なら、JALカードSuicaも見逃せない。年会費は初年度のみ無料で翌年から2160円がかかるが、Suicaなどの電子マネー機能付きで小銭利用でもマイルが貯まる(Suicaのポイントをマイルに変換する)。徹底的なキャッシュレス生活をしたい人にオススメだ。(ジャーナリスト・大西洋平、編集部・中島晶子)

AERA 2019年2月25日号

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中島晶子

中島晶子

ニュース週刊誌「AERA」編集者。アエラ増刊「AERA Money」も担当。投資信託、株、外貨、住宅ローン、保険、税金などマネー関連記事を20年以上編集。NISA、iDeCoは制度開始当初から取材。月刊マネー誌編集部を経て現職

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大西洋平

大西洋平

出版社勤務などを経て1995年に独立し、フリーのジャーナリストとして「AERA」「週刊ダイヤモンド」、「プレジデント」、などの一般雑誌で執筆中。識者・著名人や上場企業トップのインタビューも多数手掛け、金融・経済からエレクトロニクス、メカトロニクス、IT、エンタメ、再生可能エネルギー、さらには介護まで、幅広い領域で取材活動を行っている。

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