「アイデア本」はこう読め! ライターが実践、徹底レポ (3/3) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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「アイデア本」はこう読め! ライターが実践、徹底レポ

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福光恵AERA
撮影/写真部・大野洋介

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撮影/写真部・大野洋介

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撮影/写真部・大野洋介

 人気のアイデア本では、世界の有名な発想法を図版と一緒に詳細に紹介し、アイデアに詰まったときに手に取って実践できる、辞書的な役割をする本も多い。例えば、ドラえもんの各登場人物になりきっておこなう「ひとりブレーンストーミング」などユニークな発想法が紹介されている『売れる!魔法のアイデア 7パターン39の法則』や、38の発想法の詳細な手順を、実際のアイデア例などとともに紹介する『アイデア・バイブル』、また古今東西の42の発想法を、レシピ(やり方)、サンプル(具体例)、レビュー(解説)で紹介する『アイデア大全──創造力とブレイクスルーを生み出す42のツール』などがこれにあたる。

 例えば他のアイデア本でもよく見る「SCAMPER法」と呼ばれる発想法を、『アイデア・バイブル』を参考に実践。前の「オカめ」の名案……いや、迷案を、煮詰めてみることにした。

 こちらブレーンストーミングを考案したことでも知られる米国の広告マンが考えた発想法で、すでにある事柄を、質問チェックリストにかけて、練っていく方法となっている。

 チェックリストにあるのは、S(Substitute=代用品はあるか)、C(Combine=何かに結びつけられるか)、A(Adapt=応用できるか)、M(Modifyor Magnify =修正または拡大はできるか)、P(Put to otheruses=他の用途はあるか)、E(Eliminate or Minify=削除または削減できるか)、R(Reverse or Rearrange=逆にするか再編成できるか)。以上の頭文字を取って、SCAMPER法と呼ばれる。

 さっそく「オカめ」でやってみる。A(応用)で、「スイッチで温風が出る布団乾燥機に応用」とか、R(逆にする)で、「夏は温風を出して、暑さで人を起こす機能を加える」とか、さらに逆にして「夏は冷風を送り込んで安眠を促す道具にする」とか、いいか悪いかは別として、ひとつのアイデアがさまざま展開して、たしかに広がっていった。

 この例はアレにしても、同書に掲載されているように、あのマクドナルドだって、世界のファストフードチェーン店に成長するまでには、ビジネスパートナーの代替として投資家とタッグを組むなど、SCAMPER法にかけたかのようなアイデアによって、大きく成長していったという。(ライター・福光恵)

AERA 2018年12月17日号より抜粋


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