村上虹郎、傷ついても「エゴサーチ」を欠かさない理由は… 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

村上虹郎、傷ついても「エゴサーチ」を欠かさない理由は…

このエントリーをはてなブックマークに追加
大道絵里子AERA

 映画やドラマで独特の存在感を発揮する俳優、村上虹郎さんがAERAに登場。今後の展望について話を聞いた。

【写真】CMで受験生を後ろ姿だけで演じた村上虹郎

*  *  *
 撮影場所に現れた村上虹郎は、旧知の仲である本誌表紙フォトグラファー蜷川実花を見つけると、人懐っこくクシャッと笑い「にゃっほ~い」と手を上げた。

 この日は主演映画「銃」の取材日で、すでに11媒体も取材を受けたあと。しかし、まったく疲れを見せない。求められると雨上がりの濡れた芝生にも躊躇なくゴロンと寝転がり、インタビューでは、脱線しまくりながら目を輝かせて話し続けた。どこか繊細さの漂うイメージから想像できない、軽み、壁のなさ。そして、溢れ出るエネルギーに圧倒された。

 人から見られる村上虹郎と、実像の間で迷ったりはしないのだろうか。

「どう見られるかを面白がれないなら、この仕事を選んでいない。成長が早まるからエゴサーチもします。表現は批評や批判があるからこそ面白いと思うんです。傷つくけど、傷つかないといけない。批評がないと、表現は絶対に高みに行かないから」

 河瀬直美監督の「2つ目の窓」で主役に抜擢され、16歳で俳優デビュー。「仰げば尊し」では不良グループのリーダーを繊細に演じ、お茶の間でも知られる存在に。映画「武曲 MUKOKU」では類い稀な剣の才能を秘めた少年を熱演し、日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。ドラマ「この世界の片隅に」では出征する主人公の幼なじみを演じ、力強い笑顔の印象を残したまま戦争の無益さ、どうしようもない悲しみを視聴者に訴えかけた。

 デビューからわずか4年。成長著しい実力派に、これからの展望を聞いた。

「レオス・カラックスやジム・ジャームッシュと仕事をしたいですね。さっき『銃』のプロデューサーの奥山和由さんに韓国映画への出演を推されたので、『ポン・ジュノで主演作を企画してください』ってお願いしたんですけど、来るかなぁ~(笑)」

(ライター・大道絵里子)

※AERA 2018年11月19日号


トップにもどる AERA記事一覧

続きを読む

関連記事関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加
あわせて読みたい あわせて読みたい