●メルカリでみられる「ローカルルール」


・○○様専用
「その人以外買っちゃダメ」という意味。コメント欄でのやりとりで特定の人と購入の合意ができたとき、商品名の欄などに記載する。その人以外は購入しないのがマナーだが、利用規約上の効力はないので第三者に購入される(「横取り」と言われる)ことも。

・即購入不可
「購入前にコメント欄で購入意思を伝えてください」という意味。評価の低い購入者に売りたくない出品者や、別のフリマアプリなどにも同時出品していて「在庫切れ」を避けたい出品者が記載する。対義語として「即購入OK」と記載している人も。

・◯◯様確認用
商品名が「◯◯様確認用」などとなっている出品で、金額は超高額になっていることが多い。メルカリでは出品物に写真を4枚までしか付けられないが、「〇〇の状態を詳しく見せてほしい」などと頼まれ、5枚以上載せるために出品者が別の商品として登録したもの。

・プロフ必読
アカウント名に「プロフ必読」と書かれていたり、商品説明に記載されたりする。「ローカルルール・マイルールをプロフィール欄に書いているから、読んでから買ってね」という意味。読まずに買うとキャンセルを求められることもある。

・いいね!禁止
気になった商品をチェックしておく「いいね!」機能を「禁止」する出品者がいる。最も多いのは「購入意思のないいいね!禁止」というもの。「買う気もないのにいいね!されると値下げや再出品のタイミングがわからずに困る」のが理由という。

・コメント逃げブロック
「コメント欄での質問に回答したのに、その後反応がない人はブロックします」という意味。「買う気がないならコメントするな!」「答えてやったんだから礼を言え!」という意識らしい。「上から目線で面倒な出品者だと思ってしまう」(30代・女性)など評判は悪い。

これ以外にも「男性の購入禁止」「悪い評価がひとつでもある人は購入禁止」といった例がある。「男性禁止」は、女性用の水着などに付けられることが多いが、なかには「かつて男性の購入者とトラブルになった」といった理由で一律に男性禁止と記載している利用者もいる。

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