相手の「ルール」に気づかずに取引を進めるとどうなるのか。前出の会社員男性は、相手がプロフィールに書いていた「即購入不可」というルールを見逃して、購入手続きをしてしまったことがある。

「マックのキーボードが手頃な値段だったので購入したのですが、すぐに取引メッセージで“プロフィールは読みましたか?”と連絡が来ました。“見ていない”と返信すると、“うちは即購入禁止です。発送しませんのでキャンセルしてください”と言われてしまいました」

 川崎さんは言う。

「公式ルールでは購入した人に商品を発送する決まりですが、ローカルルールを無視して相手を怒らせても取引がうまくいかなかったり、『悪い』評価をつけられたりといいことがありません。少し面倒ですが、購入する前に、商品説明はもちろん、出品者のプロフィールもよく読むようにしましょう。自分のプロフィール欄にも、代表的なローカルルールへの対応を書いておくとスムーズです」

 川崎さん自身、プロフィール欄には「即購入OK」「値段交渉中でも先に購入した方に販売します」「発送は週末のみ」「コメントが遅くなります」など、自分の意思や取引上の注意点を記載しているという。

AERA  2018年9月10日号より抜粋