●民放など10社超争奪戦

「報道の現場でアナウンサーは『記者が書いた原稿を読むための人』と思われがち。自分の視点や言葉で、制約なく発信したいという思いも強い。有働さんはスポーツや経済界、いろいろな人脈をお持ちです。あれだけ現場を歩いていたら、やりたいことが出てきますよね。自ら取材もする立場に回りたいというのが本音では」(堀さん)

 一方、芸能リポーターのあべかすみさん(58)は同じコメントについて「すぐに民放に移籍するのではないという意味でしょう。NHKに対する義理を大事にしているのではないでしょうか」とみる。

 あべさんによると、有働さんに対する番組出演などのオファーは民放や芸能事務所など10社を超えるという。

「『あさイチ』卒業が決まった段階から争奪戦がありました。安定したしゃべりに機転の利く対応。生理や更年期といった話題にも対応できる。ちょっとしたエロさもありざっくばらんなので、おじさま受けも抜群なんです。夜の報道番組にはうってつけと評価されています」

 世間のアラフォー、アラフィフ女性からは「いつも出勤前に元気をもらっていた」「勝手に『同志』だと思っていたので寂しい」と退局を惜しむ声と同時に、エールもあがる。

 書店業界で働く50代の女性は「有働さんは『あさイチ』でも出演者との人間関係がよくて、見ていて安心感があった」と語る。

「お辞めになるのは残念だが、50歳になる前に新たな挑戦をしたい気持ちはわかるし、あのような転身は他の人にも勇気を与える。応援しています」

(編集部・小柳暁子)

AERA AERA 2018年4月16日号