トランプ大統領「周辺の100%が精神状態を懸念」 暴露本への反応は“異常”の声も (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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トランプ大統領「周辺の100%が精神状態を懸念」 暴露本への反応は“異常”の声も

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山本大輔AERA#ドナルド・トランプ

蜜月が一転、暴露本で前大統領首席戦略官バノン氏との関係が終わったトランプ大統領 (c)朝日新聞社

蜜月が一転、暴露本で前大統領首席戦略官バノン氏との関係が終わったトランプ大統領 (c)朝日新聞社

トランプ大統領のツイート回数と内容(抜粋、2018ン円初から1週間)[AERA 2018年1月22日号より]<写真:(c)朝日新聞社>

トランプ大統領のツイート回数と内容(抜粋、2018ン円初から1週間)[AERA 2018年1月22日号より]<写真:(c)朝日新聞社>

 スティーブン・バノン前大統領首席戦略官が取材に協力し、ジャーナリストのマイケル・ウルフ氏が執筆した暴露本『FIRE AND FURY(炎と怒り)』が米で話題だ。これに対しトランプ大統領は過剰なまでに反応、激しい批判を繰り広げた。暴露本には、大統領の家族のロシア疑惑への関与についても触れられており、専門家らの中には、これが大統領の過敏な反応を誘発したのではないかとする見方がある。

【精神状態が良くない?トランプ大統領のツイート回数と内容はこちら】

 暴露本へのトランプ氏の激しい反応ぶりが、ロシア疑惑に関するバノン氏の言及に誘発されたとみているのは、心理学博士の海野素央・明治大学教授(異文化間コミュニケーション論)も同じだ。暴露本は歴代政権でも出されてきたが、今回のように出版前に声明を出したり、ツイッターや記者会見で大統領自らが激しく反論したりするのは「異常で異例」だと話す。

「歴代政権と同様に無視すればいいのに、がっぷり四つに組んでしまった。これはロシア疑惑の捜査が身内や自身に近づいているという強迫観念から来ている。ここが今回の暴露本批判の肝の部分だ。しかも、大統領の反応はヒステリックで過敏。精神的不安定さを増していて、その症状が言動に出始めている」

 米メディアによると、昨年12月5、6の両日、トランプ大統領の精神状態についての説明会が米連邦議会で開かれ、10人以上の議員が出席。共和党議員は1人だけで、ほとんどが民主党議員だった。説明会に招かれた米エール大学のリー准教授は、その後の複数の米メディアの取材で、「議員らは大統領の精神的な不安定さがこの国を脅かす危険性をとても心配していた」「トランプ氏の状態はどんどん悪化しており、大統領職が与えるプレッシャーに耐えられなくなるだろう」と語った。

 海野教授も同様の見解だ。特にロシア疑惑の捜査から来る強迫観念が、これまでの自己愛的な言動のレベルをさらに超えた異常域に入ってきて、「病的な症状が出始めた」と分析する。


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