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「北朝鮮は嘘をついています」蓮池薫さんが明かす拉致問題の真実

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野村昌二AERA#北朝鮮
蓮池薫さん(60)。中央大学3年だった1978年に北朝鮮に拉致され、24年後の2002年に帰国。現在は新潟産業大学准教授として、韓国語を教える(撮影/倉田貴志)

蓮池薫さん(60)。中央大学3年だった1978年に北朝鮮に拉致され、24年後の2002年に帰国。現在は新潟産業大学准教授として、韓国語を教える(撮影/倉田貴志)

24年ぶり一時帰国でチャーター機から降りる蓮池薫さん(2列目右)と妻の祐木子さん(2列目左)。前列は地村保志さんと妻の富貴恵さん。上段の真ん中は、曽我ひとみさん/2002年10月15日、羽田空港 (c)朝日新聞社

24年ぶり一時帰国でチャーター機から降りる蓮池薫さん(2列目右)と妻の祐木子さん(2列目左)。前列は地村保志さんと妻の富貴恵さん。上段の真ん中は、曽我ひとみさん/2002年10月15日、羽田空港 (c)朝日新聞社

──北朝鮮は政府認定の拉致被害者12人について「8人死亡・4人未入国」との報告書を出しています。横田めぐみさんは1994年に「死亡」し、増元るみ子さんは81年に心臓麻痺で「死亡」したなどとありました。

 北朝鮮が提出した死亡認定はまったく事実ではありません。私と家内(祐木子さん、61)は87年から94年までの間、同じ地区の「招待所」でめぐみさんと隣近所で暮らしていました。めぐみさんは拉致された時に持っていたバドミントンのラケットカバーを大事そうに持っていました。結婚してキム・ウンギョンちゃんが生まれましたが、ウンギョンちゃんにきれいな服を着せて一緒に散歩をしていたのを見ています。めぐみさんは特に語学に堪能で、朝鮮語をきれいな発音で話されていました。

 増元るみ子さんは、78年に市川修一さんとともに拉致された後、翌年7月に結婚したと発表されました。しかし2人が結婚したという時期、るみ子さんは家内と一緒に暮らしていたのです。北朝鮮は嘘をついています。拉致被害者は生きているのを前提に、「帰せ」と交渉しなければいけません。(構成 編集部・野村昌二)

AERA 2017年10月23日号より抜粋


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