赤ちゃんの時期は“お勉強”より、「一緒に楽しみ、探求して、子どもの興味に気付くアンテナを持つことが重要」(内海裕子さん)(※写真はイメージ)
赤ちゃんの時期は“お勉強”より、「一緒に楽しみ、探求して、子どもの興味に気付くアンテナを持つことが重要」(内海裕子さん)(※写真はイメージ)

 いま「子どもの教育」が大きく変わっています。たとえば文部科学省が旗を振る「アクティブラーニング」。小学校から子どもたちが主体的に学び、問題を解決する力をつけるための授業は、親世代が受けてきた内容とは大きく変わっています。グローバルな時代を生き抜く能力をつけよう、なんて言われると焦ってしまいます。そんな授業に対応するために、今からすべきことって?

『AERA with Baby スペシャル保存版 子育てしながらハッピーに働く』では、赤ちゃんから始められるアクティブラーニングを特集。特に人気が高い6つのジャンルの習い事を、中学受験でカリスマ的な指導で支持される小川大介さんと、1児の母で、子どもの英語教育や生活習慣などに関して詳しい内海裕子さんのアドバイスを交えながら紹介します。

(1)英語
 しっかり学び続けるためにも、まずは楽しく英語に触れたいですよね。将来、キレイな発音で話せるように、正しい英語の“音”を聞かせませんか?

 絵本や積み木など、英語での遊びに夢中なのは1歳の子どもたち。先生の声にハイハイで元気に反応する子もいます。ミニマックスインターナショナルスクールの「ベビーミニマックス」クラスを訪ねました。

 ベビーからの英語は親の英語が必須というわけではなく、家での語りかけは日本語が基本。

「家では毎月の教材CDで英語の歌を聞く、バギーに英語カードをつけるなどしてもらえば、週に1度のクラスに楽しく参加できます。ベビークラスを設けたのは、この時期に英語の高音域の音を聞かせたいこともありますが、ここを大好きになってもらうことも重要。場所に慣れたら、2歳からの本コースに合流する頃にはママがいなくても、積極的に楽しく遊びながら学ぶことができます」(藤井由美子代表)

 教育のプロたちが考えるベビーの英語で大切ことは母国語の習得と楽しさ。

「親が、思考と感情の軸となる言葉、つまり語彙豊かな日本語で話しかけることで、脳と心を育みます」(小川さん)

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