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「モノ言う納税者」めざして税金カフェに集う市民

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内山賢一AERA#増税
税金の集め方、使い方について参加者が書いた意見を集めて、一つひとつ答えながら講義を進める内田さん。「私も勉強になりました」(撮影/写真部・長谷川唯)

税金の集め方、使い方について参加者が書いた意見を集めて、一つひとつ答えながら講義を進める内田さん。「私も勉強になりました」(撮影/写真部・長谷川唯)

 日本国民の三大義務と習ったけど、できれば払いたくない税金。だが、無関心ではダメだ。納税について学ぶ機運も起きつつある。

「長年、社員の給料から税金を徴収している立場にいて、ずっと気になっていたのが、社員が天引きされている内容(税金)に関心がないこと。手取り額にしか興味がない。天引きは便利だけど、一方で社会をつくる一員としての意識が薄れる原因にもなる。経理という立場上、少しでも社員の人たちに税金のことを伝えたくて来ました」

 20年以上経理を務める40代の女性は11月下旬に開催された「税金カフェ」に参加して、こんな感想を述べた。

●無関心の要因は天引き

 税金カフェとは、「公正な税制を求める市民連絡会」の主催で今年7月に東京・神楽坂の「キイトス茶房」で開催され、今回は2回目。同会の税金カフェ担当の内田麻由子さんが言う。

「税金って取られるものでしょうか。税金の意義や仕組みがわからないから取られると感じてしまう。無関心になる最大の要因は源泉徴収と年末調整。みんなが税に関心を持つために、せめて年末調整は選択制にと思っています」

 内田さんは相続の分野を中心に活躍する税理士。昨年2月、尊敬する宇都宮健児弁護士が共同代表を務める同会の準備に参加したことを機に、会に加わった。

 同会は、広がる貧困と格差を是正するために昨年5月に発足。富裕層や大企業に対する課税を適正化して、公正な税制の確立や社会保障制度を充実させ、それによって富を再分配させることを目指している。子育て、教育、医療、介護など社会保障の切り下げが行われる一方、一部の富裕層や大企業が税制面で優遇されているからだ。

「税金って聞くとなんか難しそうですよね。でも憲法と同じように税金も私たちの生活に密接に関わっています。難しい学習会ではなく、税に詳しくない人たちも気軽に考えることができる場をつくれば、関心が高まるのでは、と」

●弱い立場の人のために

 これがカフェ開催につながった。この日、内田さんは第2部を担当。「公平な税・公正な税とは?」というテーマで話した。


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