ジョディ・フォスターと黒木瞳。大女優が監督になって「受け入れた」こととは (1/3) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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ジョディ・フォスターと黒木瞳。大女優が監督になって「受け入れた」こととは

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柳澤明郁AERA
ジョディ・フォスター(左)Jodie Foster/1962年生まれ。3歳から演技を始め、「告発の行方」(88年)、「羊たちの沈黙」(91年)でアカデミー賞主演女優賞を2度受賞(hair&make―up YOSHi[AVGVST] for Mondo)黒木瞳くろき・ひとみ/1960年生まれ。宝塚歌劇団で活躍した後、映画デビュー。「失楽園」(97年)で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞(hair&make-up/黒田啓藏[Three PEACE]、styling/Hitoko Goto、衣装協力/アルベルタ フェレッティ、カシケイ ブラウンダイヤモンド)(撮影/写真部・東川哲也)

ジョディ・フォスター(左)
Jodie Foster/1962年生まれ。3歳から演技を始め、「告発の行方」(88年)、「羊たちの沈黙」(91年)でアカデミー賞主演女優賞を2度受賞(hair&make―up YOSHi[AVGVST] for Mondo)
黒木瞳
くろき・ひとみ/1960年生まれ。宝塚歌劇団で活躍した後、映画デビュー。「失楽園」(97年)で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞(hair&make-up/黒田啓藏[Three PEACE]、styling/Hitoko Goto、衣装協力/アルベルタ フェレッティ、カシケイ ブラウンダイヤモンド)
(撮影/写真部・東川哲也)

 4本目の監督作が公開中のジョディ・フォスターと、初監督作の公開が迫る黒木瞳。女優にして監督。同世代で母親。共通点の多い2人が、語り合ったこととは……。

 ジョディ・フォスターと黒木瞳。女優として功成り名を遂げた2人が、ほぼ同時に監督作品を公開する。実は黒木は、フォスターに憧れていたという。

黒木瞳:ジョディさんが20代で初監督作「リトルマン・テイト」を撮られたときに、すごく刺激を受けました。今回、監督をやろうと決断したときに、ジョディさんのことを思い出し、気持ちを奮い立たせました。

ジョディ・フォスター:それはうれしいです。「嫌な女」はどういう作品なのですか?

黒木:2人の対照的な女性を描いています。人との関わりを避け、平凡でいたいと思っている弁護士と、特別でいたい、自分はこれで終わるような女じゃない、と思っている詐欺師。2人の生き方を通して、「人生っていいことばかりじゃないけど、捨てたもんじゃない」というメッセージを届けたかった。

「リトルマン・テイト」に、サクランボの種をペッと出すシーンがありましたよね。あの場面が大好きで、「嫌な女」でまねさせていただきました。

フォスター:光栄です。初監督作品って作家の第一作と同じで、監督である自分自身がさらけ出されますよね。

●全ての登場人物に私

黒木:「マネーモンスター」は生放送中のテレビ番組が舞台。非常にスピード感のある作品ですね。
フォスター 銃やヘリや警察が出てくるサスペンスでありつつ、いかに知的な独自性のある作品にできるか。これは私にとって一つの挑戦でした。

黒木:撮影は大変でしたか?

フォスター:40日程度の限られた期間内で必要なシーン全てを撮るために、綿密な計画が必要でした。黒木さんも監督をやられたのでこの苦労が分かると思いますが、撮影はまるでジグソーパズルのような作業でした。

 映画では、テレビディレクター役のジュリア・ロバーツはほとんどの時間、番組のコントロールルームにいて、スタジオにいる番組司会のジョージ・クルーニーに指示を出しています。でも実際は、彼女のシーンは4日間くらいでまとめて撮っていて、ジョージ視点の映像の撮影とは別でした。2人同時に演技をしていないどころか、同じ国にもいなかった。黒木さんが一番難しかったことは何ですか?


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