「鶏ムネ肉のステーキ(400グラム)」。おろしポン酢とおろしニンニクの自家製タレも用意されていて、「味変」できる(撮影/高井正彦)
「鶏ムネ肉のステーキ(400グラム)」。おろしポン酢とおろしニンニクの自家製タレも用意されていて、「味変」できる(撮影/高井正彦)

 東京・六本木に、マッチョな男性を中心にSNSで話題の飲食店がある。その名も「筋肉食堂」。よくあるダイエット食堂と、何が違うのか。

「高タンパク 低脂肪 低糖質低カロリー」と書かれた立て看板につられて階段を上がると、何やら男性客率が高いレストラン。店内には、グラスやワインの代わりにプロテインの真っ赤な缶が並び、一見して「普通」ではない。食事を終えた、筋肉質で長身の米国人男性(30)に声をかけると、ここに来るのは4度目だという。

「週2回ジムに通っています。ここは、ジム帰りにプロテインが摂れるのがいいですね」

 昨年12月にオープンした東京・六本木の「筋肉食堂」。低カロリーのみならず、高タンパクの食事に特化したことで話題になり、運営会社によれば、「予想以上の反響」が続いているという。

 健康志向のレストランといえば、多くの場合、カロリーオフがメイン。オーガニックだったり野菜中心だったりして、来店客は女性中心だった。

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