「多重債務の後輩に泣きつかれたので、子どもの学資保険の契約者貸し付けまで使って、100万円以上も借金の肩代わりをしてあげた」(51歳・法律職)


「個人名義で1千万円の貯金がある。2年後に娘が留学予定なので、同時に私も海外移住する費用に充てる予定」(45歳・医療福祉)

 一方、隠しごとが苦手と言われる夫の側は、やっぱり「浮気」が多数。

「長期間の単身赴任中に10人くらいと浮気してしまった」(46歳・不動産)

夫は妻への「理論武装」に凝る傾向もある。IT関連企業に勤めるアキラさん(37)は、妻に「英会話レッスン」と言って、週に1度の“海外交流”にいそしんでいる。アキラさんが利用するのは、SNSで募集している「異文化交流パーティー」。日本に住む外国人留学生や社会人が集まって酒を酌み交わすパーティーで、片言の英語が話せれば、日本人の参加もOKだという。

「もともと、日本に興味がある外国人女性なので、反応がすごく良い。『あなたの国のことを知りたい』と言ってディナーに誘ってお酒を飲むと、50%くらいは最後まで持ちこめます」

 身分は「独身」と偽る。「実家暮らし」と言えば、家に来られるリスクもない。

(文中カタカナ名は仮名)

AERA 2015年12月7日号より抜粋