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ニートの義兄から「僕をよろしく」ハガキ 義理きょうだいバトル勃発

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直筆のハガキが…(※イメージ)

直筆のハガキが…(※イメージ)

 結婚の“副産物”として、付いてくる“義理きょうだい”の存在。自ら決して友達にならないような相手と、ある日を境に“きょうだい”として生き続けねばならない理不尽さは、双方の親や子ども、お金の問題が絡み、一層ややこしさを増す。

「発端は、資産家の舅が『孫のデキがいい順に遺産を分ける』と言ったことです」

 都下の市役所に勤めるリナさん(34)は5年前に男児を出産。地方に住む夫の姉2人も同じ年に男の子を産んだため、何かと比較の対象に。「バトルはナンセンス」と分かっていても、馬鹿にされるのは我慢ならない。「東京モノには負けない」と端午の節句や七五三に贅を尽くす義姉たちに、幼児教室通いの知能の高さをアピールすれば、義姉たちもすかさずスイミングスクールや英会話教室へ通わせて成果を逐一報告してくる。

「互いのフェイスブックも、気付けば子どもの自慢合戦。張り合っても意味はないのに、『いいね!』をクリックする度に闘志が湧いちゃう」(リナさん)

 3者とも希望校が自宅から通学困難なため、「お受験はさせない」協定のみ結んだものの、当面は不毛なレースが続く。

 埼玉県に住むヒロミさん(43)は義兄(54)が頭痛の種だ。今春、法事の後に姑から別室に呼ばれ、頭を下げられた。

「私たちに何かあったら、お兄ちゃんの面倒をよろしくね」

 義兄は実家で20年近く引きこもりのニート。結婚16年で3回しか姿を見たことがなく、ヒロミさんが、「話したこともないお義兄さんお世話は考えられない」と、正直に返したところ、「身内なんだから、助け合って当然でしょ! それが義理の妹の言うことですか!!」 と、激怒して泣かれた。

 翌月には姑の指示で「僕をよろしく」と書かれた義兄直筆のハガキが届き、「目の前が真っ暗になった」と頭を抱える。

AERA 2015年8月17日号より抜粋


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