直筆のハガキが…(※イメージ)
直筆のハガキが…(※イメージ)

 結婚の“副産物”として、付いてくる“義理きょうだい”の存在。自ら決して友達にならないような相手と、ある日を境に“きょうだい”として生き続けねばならない理不尽さは、双方の親や子ども、お金の問題が絡み、一層ややこしさを増す。

「発端は、資産家の舅が『孫のデキがいい順に遺産を分ける』と言ったことです」

 都下の市役所に勤めるリナさん(34)は5年前に男児を出産。地方に住む夫の姉2人も同じ年に男の子を産んだため、何かと比較の対象に。「バトルはナンセンス」と分かっていても、馬鹿にされるのは我慢ならない。「東京モノには負けない」と端午の節句や七五三に贅を尽くす義姉たちに、幼児教室通いの知能の高さをアピールすれば、義姉たちもすかさずスイミングスクールや英会話教室へ通わせて成果を逐一報告してくる。

「互いのフェイスブックも、気付けば子どもの自慢合戦。張り合っても意味はないのに、『いいね!』をクリックする度に闘志が湧いちゃう」(リナさん)

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