AKB観客7人でも落ち込まず「失敗=運がいい」と秋元康 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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AKB観客7人でも落ち込まず「失敗=運がいい」と秋元康

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現代の肖像 秋元康 (eAERA) [Kindle版]

清野由美著/戸澤裕司写真

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 今や国民的な人気アイドルグループといえるAKB48。しかし順風満帆な時ばかりではなく、周囲の支持が得られないこともあったという。総合プロデューサーの秋元康氏は、そうした時期を“楽天的・逆境力”ともいえる考え方で乗り切ってきたといい、次のように話す。

*  *  *
 僕は楽天的で、失敗も含めて楽しんでいる。作品が思うようにヒットしなかったり、狙いが当たらなかったりすることはあるけれど、深刻にはならない。失敗を克服する方法とか、逆境を乗り越える術とか、オーバーに考えるほど苦しいんじゃないかな。

 AKB48にしても、最初は観客が7人だったけれど、落ち込むことはなかった。自分の中で面白いことをやりたいというワクワク感があっただけ。周囲からは、「当たるわけがない」と言われたけど気にもしなかったし、「あの時よくこらえましたね」とも言われるけど、自分自身には全く苦労したという感覚がない。

 僕は、人生とはデッサンだと思っている。何本もの線を描けば描くほど輪郭が浮き出てくる。その線は失敗の数。たくさん失敗した方がいいデッサンを描ける。失敗したら運がいいと思えばいい。

 真面目な人ほど仕事などで壁にぶつかると、自分の前に立ちはだかる壁を見上げて深刻になる。でも壁を乗り越えようとするんじゃなくて、右か左に逸それて壁の切れ目を探せばいいと思う。回り込んで違う道から目的地を目指す方が、よほど責任を果たせる。

AERA 2013年4月29日号


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