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「自己肯定感」は誰でもいつからでも高めることができる?

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 昔に比べるとがぜん注目度が高まっている「自己肯定感」という言葉。日本の子どもは他国に比べると自己を肯定的にとらえている人の割合が低いという調査結果を踏まえて、内閣府も自己肯定感を高める方針を打ち出したほどです。
 子どものみならず大人の皆さんの中にも「どうすれば自己肯定感を高められるのだろう?」と悩んでいる方も多いかもしれません。けれど、ここで「自分はもともとネガティブで打たれ弱い性格だから仕方がない」とあきらめてしまうのはちょっと待って。本書の著者・中島輝さんによると、「自己肯定感は誰でもいつからでも高めることができる技術」だといいます。その技術を実践的に、そしてわかりやすく解説してくれているのが本書『自己肯定感の教科書』なのです。
 そもそも自己肯定感とは何でしょうか。本書には「自分が自分であることに満足し、価値ある存在として受け入れられること」と書かれています。これは誰しも状況によって高まったり低まったりするものであり、筆者自身も自己肯定感が超低空飛行を続けている状態が長らく続いていたのだとか。そんななか、心理学や心理療法を独学で勉強し、自ら実践することを繰り返しながら、35歳のときに引きこもり状態を克服したとのこと。本書には自己肯定感が下がり始めるサインにすばやく確実に気づく方法や、落ち込み始めた気分を復活させるための対策など、心理学や脳科学のエビデンスや著者の実体験に基づいたトレーニングが惜しげもなく公開されています。
 本書の読み方についてですが、まずは「自己肯定感ってどんなものか知りたい」と感じているなら、1章から読み進めてください。皆さんのメンタルの状態をチェックしつつ、自己肯定感についての解説をしっかりと受けることができます。続く2章では、自己肯定感がなぜ高くなったり低くなったりと変化するのか、その理由と原因になっている"6つの感"について説明されています。
 もし今まさにつらい、うまくいかないと悩んでいる状態なら、第3章からページをめくるのがおすすめです。そこには今すぐ取り組むことのできる自己肯定感を高める手法が書かれています。
 では具体的に第3章の「自己肯定感が一瞬でパッと高まる方法」を見てみると......。「ウィークデーに自己肯定感を高めるワーク」として、「ヤッター!」のポーズ、鏡の中の自分にポジティブな言葉をかける、セルフハグといった18の方法が、「ウィークエンドに自己肯定感を高めるワーク」として「5分だけ掃除をする」「30秒のマインドフルネス瞑想法」など5つの方法が紹介されています。また、心も体も元気になるという「自己肯定感体操」も最後に出てきます。たしかにどれもすぐに取り入れられて即効性を感じられそうなものばかりです。
 ほかにも最終章の第4章では、問題を切り分けてスッキリさせるための「課題の分離シート」や自身のビジョンを明確にさせるための「イメトレ文章完成法」といったワーク的なものも。
 とにかくこのように実践的な手法やトレーニングが満載の本書。繰り返しおこなうことで自己肯定感を高める技術を手に入れ、仕事、人間関係、恋愛・結婚、子育て......と人生のどんな場面でも「大丈夫」と思える自分を作っていくことができるようになるかもしれません。


(記事提供:BOOK STAND)

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