イノッチがお手本! 女性とのコミュニケーションのコツは? 〈BOOKSTAND〉|AERA dot. (アエラドット)

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イノッチがお手本! 女性とのコミュニケーションのコツは?

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女の機嫌の直し方

黒川 伊保子 (著)

978-4797680089

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 男性の中で、話の途中、いきなり女性が不機嫌になってしまい途方に暮れた経験はありませんか? そのため女性の機嫌は面倒で厄介なものとして捉える男性も少なくないはずです。男性にとって女性の機嫌はいわば"永遠の謎"ともいえるのではないでしょうか。



 そんな謎を、人工知能(AI)研究者の黒川伊保子氏が、本書『女の機嫌の直し方』の中で、脳科学とAI研究から解き明かしています。



 本書によれば、女性脳は「共感のため」、男性脳は「問題解決のため」に言葉を紡ぐといいます。ゆえに両者はすれ違ってしまい、優秀な男性脳の持ち主ほど、女性を怒らせて機嫌を損ねてしまうというのです。一見、シンプルな理由に見えますが、この女性の"共感"が、男性にとって非常に厄介な存在でもあるそう。



 女性脳の仕組みとして、「怖い」「ひどい」「つらい」といったストレスがかかった際、男性脳よりも何十倍も強く働くとともに、何百倍も長く残るようにできており、その余剰ともいえる信号を沈静化、または一掃するために共感が不可欠だといいます。



 この余剰信号が起こってしまう理由を、黒川氏は「二度と同じ事態に自分を追い込まないための防衛手段」としています。長きにわたり胎内で子どもを成長させる必要がある哺乳類のメスにとって、「自分が健康かつ安全でいなければ、よりよい種の保存がかなわない」のだそうです。



 つまり、何か感情に訴えるものがあった場合、それを知識として蓄積する特性を持つ女性脳が、その信号によるストレスを解消する手段こそ"共感"というわけです。だから、男性に開口一番、問題点を指摘されるとストレスが解消されず、機嫌が悪くなったり怒ってしまうという事態につながるのだそうです。しかもこれは、何も危険が迫るといった類のものだけでなく、「かわいい」「うれしい」といったポジティブなものでも同様で、その場合は「再び同じアドバンテージを手にするため」だというのです。



 共感の一例として、「なんだか腰が痛くて......」と言われたら、「腰が痛いの? それは大変だね」と相手の言葉+同情という形式が理想とされるといいます。しかしながら、何でもかんでも共感するのも「とりあえず共感してればいいと思っているでしょ!」と反感を買ってしまう恐れも......。そこで重要なのが"ちょっといじる"であると黒川氏。



 お手本となるのがNHKの朝の情報番組『あさイチ』で、有働由美子アナウンサーとの掛け合いを見せるV6の井ノ原快彦さんだと黒川氏は指摘します。



 「『なんだか、腰が痛くて』『風邪ぎみみたいで』なんていう体調不良を訴えるセリフへの返しも天才的。『え、そうなの? 大丈夫なの? 大事にしてよ』と身を乗り出してくる。そのあとに、『カラオケで、張り切り過ぎたんじゃないの?』と、ちょっといじる。いじるってことは、相手に関心があることの証しだから、十分な共感のあとのそれなら、けっして悪い気はしない。」(本書より)



 本当の意味で男女の違いを理解することは難しいかもしれませんが、女性の謎を「理解できない」で一蹴せず、本書を通して女性脳に向き合ってみてはいかがでしょうか。


(記事提供:BOOK STAND)

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