碇ゲンドウ的父親論「父親は"第二の母親"ではない」 〈BOOKSTAND〉|AERA dot. (アエラドット)

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碇ゲンドウ的父親論「父親は"第二の母親"ではない」

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「イクメン」という言葉が定着しつつある昨今ですが、そうはいってもなかなか子どもと過ごす時間が取れなかったり、どう接していいかわからず途方に暮れたりするお父さんも多いのではないでしょうか? 



 そんな悩めるパパ達に向けて、本書『子育てに必要なことはすべてアニメのパパに教わった』では、『天才バカボン』のバカボンのパパ、『ぼのぼの』のぼのぼののおとうさんをはじめ、アニメに描かれる父親達を紹介しています。



 ユニークな父親、子煩悩パパなど、本書で取り上げている父親達12人の中でも異色なのが、社会現象ともなった大ヒットアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の碇ゲンドウです。主人公・碇シンジの父親であり、特務機関NERVの総司令たる碇ゲンドウ。目的を叶えるためなら手段を選ばず、冷酷で身勝手な言動は「乗るなら早くしろ、でなければ帰れ」、「子供の駄々に付き合っている暇はない」等のセリフでもおなじみです。父親らしい情愛を見せることのない姿勢は、父親不適合者、どちらかと言えば"毒親"のような印象を受けますが...。



 しかし、本書の著者、柳沢有紀夫さんは第2章の"「子守り」をやめて「子育て」しよう"で「時には突き放す勇気を持て。それが子どもを成長させる」と、ゲンドウを評価しています。また「父親は父親。『第二の母親』にはなるな」とも。いわゆる「イクメン」とは一線を画し、冷徹な姿勢を崩さないゲンドウだからこそ、父として初めて息子を褒めるシーンでの「よくやったな、シンジ」の言葉は、ファンの間に鮮烈な印象を残しました。ゲンドウの場合は極端すぎるかもしれませんが、子どもにとって父親の存在とは何なのか、もう一度捉え直してみてはいかがでしょうか。




(記事提供:BOOK STAND)

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