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プロレスの隠語「アングル」をご存知ですか?

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 先日、プロ野球が開幕し、甲子園では連日、高校球児が白球を追っています。「野球は筋書きのないドラマだ」などとよく言われますが、まさしくその通りでしょう。

 

 一方、同じスポーツというカテゴリーでありながら、プロレスにはがっつり筋書きがあります。なんていうと「八百長だ」と思われるかもしれませんが、そんなことを言うのは野暮というもの。



 プロレスには「アングル」という言葉があります。これは試合そのものではなく、試合前後のリング外の抗争などに関しての筋書きのこと。いかにおもしろいストーリーを仕立てられるか否かで試合の注目度、興奮度も俄然変わってきます。そう、プロレスはスポーツでありながら「作品」でもあるのです。



 たとえばアメリカのプロレス団体「WWE(World Wrestling Entertainment)」。WWEのしかけるエンターテインメント性の高いアングルは、まさに映画を見ているかのような感覚に陥ります。主役級の選手は善玉(ベビーフェイス)と悪玉(ヒール)と明確に色分けされており、善玉はどこまでもかっこいいスーパーヒーローで、悪玉は相手選手だけでなく観客や試合を開催している地域についても罵詈雑言を浴びせるなど、徹底的に憎まれ役を演じきります。



 また、善玉、悪玉の役割が突然入れ替わることもあり、人生の儚さを感じさせてくれます。さらに本来裏方であるはずの経営者一族(マクマホン一家)がアングルに絡むことが多々あるところもWWEの見所のひとつであり、劇場型プロレスの色合いを強くしています。



 プロレスをより楽しむには、アングルを知る(=その団体の文脈を読み解く)こと。特にWWEは関連本、DVDも多いので、それらをチェックすることで「文脈」を読む手助けになることでしょう。



 さて、日本のマット界は古くから真剣勝負が第一とされてきたため、WWEのような"あからさまなアングル"は敬遠されてきた背景がありますが、アングル自体は存在してきました。それこそ映画のように緻密な筋書きがあり、そういう意味では古今東西、「プロレスとはだいたい映画のようなもの」といっても過言ではないのかもしれません。



 逆もまた然り......と言い切っていいのかは迷うところではありますが、「映画とはだいたいプロレスである」という気になるイベントが4月4日夜、下北沢の「B&B」で開催されます。「J SPORTS WWE NAVI」等でも活躍するWWEマニアのプロレスライター・シングウヤスアキさんが、「プロレスラー出演映画」などB級映画とWWEの魅力を語り尽くす90分一本勝負。プロレス好き、映画好きの皆さんは、出かけてみてはいかがでしょうか?



【関連リンク】

シングウヤスアキ BOOKSTAND映画部プレゼンツ 「映画とはだいたいプロレスである。」

http://bookandbeer.com/blog/event/20140404_bt/


(記事提供:BOOK STAND)

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