今年20周年のNHK『クローズアップ現代』 番組開始からのキャスターが感じる「日本の問題点」 〈BOOKSTAND〉|AERA dot. (アエラドット)

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今年20周年のNHK『クローズアップ現代』 番組開始からのキャスターが感じる「日本の問題点」

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今年4月に放送開始20年目を迎えたのが、NHKの『クローズアップ現代』。毎日1つのテーマについての取材報告と識者へのインタビューを行う同番組において、番組開始当初からキャスターを務めるのは、国谷裕子さんです。



国谷さんと社会学者・上野千鶴子さんによる対談が収録されているのが、書籍『ニッポンが変わる、女が変える』です。本書のなかで、国谷さんはキャスターという職業と、同番組への想いを語っています。



「キャスターは、事実に基づいて問いを発信していく、様々な角度からゲストにそして結果的には視聴者に問いかけていく役割だと思うのです。私自身の立場は鮮明にはしていません」



基本的にはキャスターという立場を考え、自らの意見を発信することはないという国谷さんですが、番組冒頭の1分半のコメント部分は違うとのこと。「自分の言葉で伝えなければ伝わらない」という考えのもと、その日伝えるべき問題と番組の問題意識を、熱をこめて紹介しているそうです。



政治家との対談での話題が、フラストレーションになるとの本音もチラリ。



「政治家の方を前にして、何を聞いても金太郎飴のような同じ答えしか出てこなくて、議論は深まらず、説明責任を果たしてもらえない時はフラストレーションを感じながら、質問をしております(笑)」



幅広いテーマを、一人のキャスターが扱う『クローズアップ現代』という番組。一人でやってきたからこそ、繋がって見えてきたものがあると言います。



「政治も社会問題も、雇用も教育も科学も女性問題も、すべて通底しているのです。たとえばロケット開発を取り上げたときは、そこからいろいろな研究が派生していくにもかかわらず、国は最終目標とする技術だけを各研究者に求めた、ということを伝えました。同じような体質が、各界の様々な分野にあり、結果として日本の競争力を失わせ、人材育成を阻み、国の将来性や活力を損なっているということを強く感じます」



番組開始時からキャスターを務める国谷さんだからこそ感じる、日本の問題点なのではないでしょうか。


(記事提供:BOOK STAND)

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