スポーツ紙記者は、「チームの勝利を目指して誰よりも熱い分、プレーが荒くなってしまう部分がある。威圧的な振る舞いをすると印象が悪くなってしまうし、もったいないなと感じます。熱さの方向性を間違えなければ、闘志を前面に出すプレースタイルでチームの士気を高められる貴重な選手です。今の日本代表は巧い選手がそろっていますが、MF本田圭佑、FW大久保嘉人のようにギラギラした個性で魅了できる選手がいない。鈴木は昔気質の選手でスター性を兼ね備えている。相手チームの選手にも気を遣うし、傍若無人な振る舞いでチームの輪を乱す選手ではない。誰にも文句を言わせない活躍をして突き抜けてほしいですね」と期待を込める。

 18年のキリンカップで日本代表に選出されたが、この時は負傷により参加を辞退している。世界に通用する攻撃センスを持つ鈴木が、日の丸をつけてピッチでプレーする日は来るだろうか。(梅宮昌宗)

※週刊朝日オンライン限定記事