にゃーちゃんとのツーショット。相変わらず家族以外には気を許さないクールビューティー (本人提供)
にゃーちゃんとのツーショット。相変わらず家族以外には気を許さないクールビューティー (本人提供)

 もうのいない人生なんて──と思う人は多いだろう。とはいえ、動物を飼うことは、覚悟がともなうということも本当の愛猫家は知っている。猫を愛してやまないタレントの高橋みなみさんに、思いを語ってもらった。

【このかわいさは反則級!にゃーちゃんの写真の続きはこちら】

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 マンチカンのにゃーちゃんは、ちゃんと自分で飼う猫としては、人生初。もう、唯一にして最高の愛猫です。

 子どものころ、自宅の庭付近で家族で保護した子猫が、初代にゃーちゃんだったので、この子は2代目です。初代にゃーちゃんは私が中学生になったころ、外に出かけたきり帰って来なくなって。家族みんなで捜しましたが、見つかりませんでした。当時は完全室内飼育、なんてこともよくわかっておらず。ただただ悲しく、寂しかったことを覚えています。

 2代目にゃーちゃんを迎えたのは、20歳のとき。AKB48の活動真っただ中で、心身共に疲弊していたころでした。ネットでいろんな猫の写真を見ては考え、信頼できるペットショップを紹介してもらったんです。マンチカンが気になっていて、初代にゃーちゃんがきれいな三毛猫だったから、できれば同じ三毛猫を、とお願いしました。マンチカンで三毛柄は珍しいらしくて、時間がかかるかもしれませんよ、と言われたんですが、何年でも待ちます、とお返事しました。

 うちにやってきたときのにゃーちゃんは、ほんの子猫で。あまりに小さくてすぐにソファの下に隠れてしまう。寝るときもベッドから落ちたらどうしよう、とか。どきどきの連続でした。動物好きとはいえ、以前は家族と一緒にみていましたから、小さな命と一対一で向き合ってみると、その重さを思い知りました。子猫のころは寂しがって鳴くので、私もおろおろしてしまって。思えば、初めて子育てする母親みたいでしたね。

 にゃーちゃんは、プライドが高くて孤高の猫。私にはよく甘えますが、他人にはぜったいに触らせません。友達やメンバーがよく家に来てくれましたが、絶対になでさせないんです。ところが2年前に結婚した夫には、最初から気を許していました。

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