かつらは進化し「貼る」時代へ 風におびえてセットも不要 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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かつらは進化し「貼る」時代へ 風におびえてセットも不要

大谷百合絵週刊朝日#ヘルス
アデランスのヘアシステム「フリーダム ジェントルクラブ」の着用前後(同社提供)

アデランスのヘアシステム「フリーダム ジェントルクラブ」の着用前後(同社提供)

(週刊朝日2021年6月18日号より)

(週刊朝日2021年6月18日号より)

 多くの人々を悩ませる「薄毛」問題。投薬治療は時間がかかる。植毛には抵抗がある。「もっと手軽に、今すぐ確実になんとかしたい」

【一覧】どれを選べばいい?ガイドラインによる「薄毛治療の推奨度」はこちら

 という人には、古き良き薄毛対策の“王道”、かつらという選択肢もある。そこで、髪の悩みと向き合う大手メーカー、アデランスに、薄毛対策の今を聞いた。

 アデランスの生産本部長、千藤伸一さんによると、意外なことに、かつら(ウィッグ)の使用者は一般的にみると女性が多いという。

「女性は頭頂部のボリュームアップをしたい方が多く、髪も長いので、ウィッグを着ければ自然となじみます。一方男性は髪が短く、薄毛も広範囲になりがち。女性に比べ、上手に着けることに苦労する人が多い印象です」

 いわゆるスッポリとかぶるタイプのかつらもまだ活躍しているというが、数の上で男性の薄毛対策の主流になりつつあるのが増毛だ。

 増毛は、地毛に人工毛を結びつける方法が一般的。入浴中も寝るときもそのままで過ごせるため、地毛と変わらぬ使用感が魅力だ。

 もちろん地毛は伸び、人工毛は伸びないのでメンテナンスが必要となる。

 髪を切るたびに新しい人工毛を結ぶ、髪が伸びた分だけ結び目を下にずらして人工毛を再利用する、などの方法がある。アデランスの直営サロンでは、カットと増毛のメンテナンスを計1時間半ほどで行える。通う頻度や費用は一般的な理髪店と同程度だという。

 ただし、この「結ぶ」増毛法には弱点もある。薄毛が広範囲だったり地毛が細っていたりして「結べる毛」がない場合、打つ手なしなのだ。

 そんな「結べない」人を救済する新技術が、「貼る」増毛法だ。

 人工毛を、薄いものでわずか0.04ミリの超極薄素材に植えつけ、頭皮専用の接着剤で頭にぴったりと貼りつける。髪色や髪質、生え際、分け目などがオーダーメイドでリアルに再現され、ヘアスタイルのアレンジも自由に楽しめる。寝癖まで自然につくという。

 貼りっぱなしで生活できるが、素材が繊細なため、定期的なクリーニングや交換が必要となる。


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