LiLiCo「裁判もの好きにはたまらない」 実話を基にした裁判サスペンス映画とは 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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LiLiCo「裁判もの好きにはたまらない」 実話を基にした裁判サスペンス映画とは

長沢明週刊朝日#映画
監督 アントワーヌ・ランボー/12日からヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開/110分(c)Delante Productions - Photo Severine BRIGEOT

監督 アントワーヌ・ランボー/12日からヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開/110分(c)Delante Productions - Photo Severine BRIGEOT

監督 アントワーヌ・ランボー/12日からヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開/110分(c)Delante Productions - Photo Severine BRIGEOT

監督 アントワーヌ・ランボー/12日からヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開/110分(c)Delante Productions - Photo Severine BRIGEOT

 2月12日から映画「私は確信する」(監督:アントワーヌ・ランボー)が全国順次公開される。実際に起きたヴィギエ事件。被害者の遺体が発見されず、本当に彼女が殺害されたのか判然としないまま開かれた殺人事件の裁判だったため、フランスでは大きな注目を浴び、この事件を映画化した本作も大ヒットした。

映画「私は確信する」の場面カットはこちら

 2000年2月の日曜日、フランス南西部のトゥールーズで不可解な事件が発生する。38歳のスザンヌ・ヴィギエが3人の子供を残して忽然と姿を消した。夫である大学教授ジャック(ローラン・リュカ)に妻殺害の容疑がかけられるが、遺体は見つからず、彼は証拠不十分で釈放される。そして裁判が開かれることに。

 彼の無実を確信するシングルマザーのノラ(マリーナ・フォイス)は、敏腕弁護士デュポン=モレッティ(オリヴィエ・グルメ)に弁護を懇願。自らも助手となり250時間の電話記録を調べるうちに、新たな真実と疑惑に気がつく。刑事、ベビーシッター、スザンヌの愛人らの食い違う証言。嘘をついているのは果たして誰なのか……。

本作に対する映画評論家らの意見は?(★4つで満点)

■渡辺祥子(映画評論家)
評価:★★★★
合理性だけでできているようなフランスの裁判制度の中、正義に燃える気丈なシングルマザーの料理人が被告のために裏方として活躍する。無能な警視、見えてくる真犯人らしい人物。腕利き弁護人の最終弁論に胸がすく。

■大場正明(映画評論家)
評価:★★★★
弁護士に協力し、強迫観念にとらわれて真相究明にのめり込むヒロインを通して、緊迫の法廷劇に深く引き込まれる。裁判を大きく左右する心証や確信を独自の視点から鋭く掘り下げる脚本、演出、カメラワークが素晴らしい。

■LiLiCo(映画コメンテーター)
評価:★★★
登場人物が多いのでマインドをクリアにして観に行って。裁判もの好きにはたまらない。ノラの熱意、信じてもらう努力、自分の仕事との両立。このことがあって確実に変わっていく、まだ若い息子との距離感。ずっと緊張!

■わたなべりんたろう(映画ライター)
評価:★★★
とても見応えのある力作で、フランスの裁判制度も興味深かった。フランスでは有名な裁判を扱っているが、日本ではそうではないので、初めは分かり難さあり。宣伝にある被告のヒッチコック狂はあまり関係なかった。

(構成/長沢明[+code])

週刊朝日  2021年2月19日号


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