木野花の芝居熱が終息しない理由「変わりたいと思えば成長できる」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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木野花の芝居熱が終息しない理由「変わりたいと思えば成長できる」

菊地陽子週刊朝日
木野花 (提供)

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「この耳栓、メチャクチャ(耳に)かけにくい」

 木野さん初のリモートインタビュー。イヤホンのことを“耳栓”と言い間違え、スタッフから「耳栓じゃなくイヤホンです、右と左が逆です」と注意される。

 舞台「月影花之丞大逆転」の稽古が終わったばかりで、「ちょっと待って。頭がまだ(役名の)花之丞で、取材中に無礼なことを言ってしまいそう」とあたふたしている。

 木野さんが、劇団☆新感線の劇団公演で月影花之丞を演じるのは、実に18年ぶりだ。新感線といえば、通常40人近くの俳優が出演し、スタッフを合わせると100人規模のカンパニーを誇ってきた。が、コロナ禍で密を避けるべく、「密にならない、短い上演時間で、新感線らしい作品」を考えたとき、1996年の初演、2003年の再演と爆発的なテンションで暴れまくった月影花之丞に白羽の矢がたった。

「激しい舞台だから、『もう体力的に無理かな』と諦めかけていたんですけど、今回、有り難いことにリベンジできることになったので、去年から、体力づくりをしてこの公演に備えていました」

 25年前に初めて新感線の舞台に立ったときは、演出のいのうえひでのりさんがつける段取りの多さにまずは恐れ慄き、「全ての段取りを、まるで自分が思いついたかのように自由にやり切りたい」という目標を掲げつつも、目標には遠く及ばない状態で本番を迎えた。

「それが7年後に再演することになり、『今度こそリベンジするぞ!』と意気込んだら、さらにバージョンアップしていて(苦笑)。歌や踊りのパートのみならず、立ち回りも増えていて、全く余裕のない命懸けの状態で楽日を迎えたような感じでした(苦笑)。今度こそ三度目の正直、という気持ちで稽古に臨んでおりますが、今のところまだ手も足も出ません。雪崩にのみ込まれて、遭難しそうな危ない稽古の日々を過ごしています」

 台本の花之丞は「年をとるに従い元気になっている」と語りながら、当の木野さんも、年をとってからのほうが自由になったと感じているらしい。


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