【昭和な名店】紅葉と打ち立て蕎麦を楽しむ 東京の蕎麦処 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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【昭和な名店】紅葉と打ち立て蕎麦を楽しむ 東京の蕎麦処

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沖村かなみ週刊朝日#グルメ#昭和な名店
晴れた日は店先の縁台で蕎麦を食べるもよし、天ぷらでビールを飲むもよし。テーブル席や座敷もある。ネギと鴨ロースが入った「鴨汁せいろ」1280円。「もり蕎麦」770円。税込み (撮影/写真部・加藤夏子)

晴れた日は店先の縁台で蕎麦を食べるもよし、天ぷらでビールを飲むもよし。テーブル席や座敷もある。ネギと鴨ロースが入った「鴨汁せいろ」1280円。「もり蕎麦」770円。税込み (撮影/写真部・加藤夏子)

かつて使われていた軒先に掛かる献立表。内容はいまとほぼ変わらない (撮影/写真部・加藤夏子)

かつて使われていた軒先に掛かる献立表。内容はいまとほぼ変わらない (撮影/写真部・加藤夏子)

蕎麦は一日2回以上は打つ。木々に囲まれた店は紅葉も楽しめる (撮影/写真部・加藤夏子)

蕎麦は一日2回以上は打つ。木々に囲まれた店は紅葉も楽しめる (撮影/写真部・加藤夏子)

 今もまだ残る古き良き店を訪ねる連載「昭和な名店」。今回は東京都調布市の「深水庵」。

【写真】かつて使われていた軒先に掛かる献立表

*  *  *
 武蔵の国の面影を残す東京都調布市の深大寺は、秋の行楽シーズンにうってつけの散策スポットだ。江戸時代から蕎麦処(そばどころ)としても知られ、お寺の周辺を歩けば蕎麦屋が軒を連ねる。

 1961年創業の「深水庵」は、樹木が茂る趣ある一軒家で打ち立て蕎麦が楽しめる人気店。

「最初は主人の母がこの近くにあった母屋の庭で『おかずの足しにでもなれば』って店を始めたんです。大きな柿の木の下にテーブルと縁台を置いてね」と話すのは、2代目女将の児玉陽子さん。その後、店は評判を呼び、69年にいまの場所に移った。

 現在は2代目主人の隆さんが蕎麦つゆを仕込み、息子で3代目の孝之さんが毎朝、その日に提供する蕎麦を打つ。「深水庵」の名が表すように、敷地内にある深さ80メートルの井戸から汲んだ水が味の決め手となる。国産石臼挽き粉を使って蕎麦を打ち、ゆでて、さらすすべての工程にこの天然水が使われているという。

 コシのある蕎麦の味をストレートに楽しむなら「もり蕎麦」を。これからの季節は鴨のうまみも一緒に味わえる温かい「鴨汁せいろ」もおすすめだ。来月は「深大寺そばまつり」が開催予定。蕎麦めぐりを楽しむのもいいだろう。

(取材・文/沖村かなみ)

「深水庵」東京都調布市深大寺元町5‐6‐10/営業時間:11:00~15:00L.O.(土日は~15:30L.O.)/定休日:金

週刊朝日  2020年10月30日号


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