おひとりさまの「もしも」に備える 孤立を回避するには? (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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おひとりさまの「もしも」に備える 孤立を回避するには?

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鮎川哲也週刊朝日
2019年、台風19号で冠水した多摩川河岸の住宅地。近くに住む記者も恐怖を抱いた (c)朝日新聞社

2019年、台風19号で冠水した多摩川河岸の住宅地。近くに住む記者も恐怖を抱いた (c)朝日新聞社

ニッポン寝台の車両。ストレッチャー・車内装備は救急車とほぼ変わりない。全国で利用できる (ニッポン寝台提供)

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 いまでは当たり前の存在になった「おひとりさま」。でも、一人きりのとき「もしも」の事態に見舞われると、えらいことになる。これから増えるおひとりさまが災禍から逃れるには……。専門家たちに尋ねてみた。

【写真】ミステリアスな「おひとりさま」ライフを送る有名女優はこの人

*  *  *
 日本人の生涯未婚率(50歳時点での未婚率)は1960年代には男女とも1~2%だったが、2015年には男性23.4%、女性14.1%になった(内閣府の少子化社会対策白書と、国立社会保障・人口問題研究所のデータによる)。

「未婚の高齢者予備軍の人が増えているので、おひとりさまは今後増えると推測されます」(国立社会保障・人口問題研究所の峯島靖志さん)

 おひとりさまの突然死。想像したくもないが、実は還暦間近の記者は、まさにおひとりさま予備軍なのである。

 こんな懸念を抱くようになったのは2年ほど前から。「年を食ったなあ」と痛感した。通勤途中、自転車で駅まで急いでいて縁石にひっかかり、転倒してしまったのだ。運動神経に自信があり、若いころはこんなことはなかったのに。

 ギンギン増していく痛み。歩くことさえままならず、出勤は断念。どうにか帰宅したものの、一時は苦しくて水さえ飲めなくなった。

「このまま足が不自由になるかもしれない。働けなくなる、いや寝たきりになる……」

 四国に暮らす80代の両親のもとに、東京から遠距離介護に通っている。

「もし僕に何かあったら、父母はどうなるのか」

 激痛の中、そんな不安も追っかけてくる。結果、骨にひびが入っていたが、さほど大事には至らなかったのだが……。

「自分の突然死を視野に入れた、おひとりさまからの相談が増えています。何をどうしておかなければならないのか不安を抱いている人は多いですね」

“相続・終活コンサルタント”で行政書士の明石久美さんの実感だ。

 では、おひとりさまがまず実践できることは何だろう?

「季節にかかわらず、こまめに水を飲むことでしょう。夏の熱中症予防だけでなく、秋や冬は乾燥しますので脱水症状を引き起こしやすい。水分が不足すると血液の流れが悪くなり、病気を引き起こす要因の一つになります」


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