そして昨年2月27日、同じ事務所の中林さんと婚姻届けを提出し、再婚をしたばかりだった。芸能ジャーナリストの佐々木博之さんはこう話す。

「2人は同じ事務所の先輩と後輩。竹内さんは数々のドラマや映画に出演していた人気女優さん。当時、4歳9カ月歳下の中林の認知度はまだまだ低く、”格差婚”言われてました。竹内さんにとっては、中林はイケメンだし、今後ブレークする可能性はあると、育てていくつもりだったのではないでしょうか」

 結婚から1年7カ月がたち、今年1月には中林さんとの子供が生まれたばかりだった。中林さんは9月11日から始まったTBS系ドラマ『キワどい2人-K2-池袋刑事課 神崎・黒木』に出演するなど、活躍の場は増えていた。

 約3週間前、竹内さんは都内でサッポロ一番「おうちで偏愛フェス」キャンペーン開始式のイベントに出席。サッポロ一番のCMキャラクターは6年目になっていた。

「イベントでは長男と夫が一緒に夜食をしていることも明るく話していたので、何か悩んでいるようには全然見えませんでした。あまりにも唐突で衝動的だと思います」(佐々木氏)

 竹内さんが所属する芸能事務所「スターダストプロモーション」の公式サイトが更新され、竹内さんが亡くなったことを発表した。事務所のコメント全文は以下の通り。

『本日9月27日、弊社所属の竹内結子(享年40歳)が、自宅で亡くなりました。日頃よりお世話になっている関係者の皆様、応援して下さっているファンの皆様に、この様な辛いお知らせを申し上げることになり、あまりに突然の出来事で所属タレント、社員は驚きと悲しみで呆然としております。詳しい状況は現在確認中です。マスコミの皆様におかれましては、ご家族、ご親族の深い悲しみにご配慮いただきますよう、切にお願い申し上げます』

 ご冥福をお祈りします。(本誌・上田耕司)
※週刊朝日オンライン限定記事

◇相談窓口

■日本いのちの電話連盟

・フリーダイヤル0120・783・556

(16時~21時、毎月10日は8時~翌日8時)

■よりそいホットライン

・フリーダイヤル0120・279・338

・IP電話やLINE Outからは050・3655・0279

(24時間)

■こころのほっとチャット

・LINE、Twitter、Facebook @kokorohotchat

(12時~16時、17時~21時、最終土曜日から日曜日は21時~6時、7時~12時)

著者プロフィールを見る
上田耕司

上田耕司

福井県出身。大学を卒業後、ファッション業界で記者デビュー。20代後半から大手出版社の雑誌に転身。学年誌から週刊誌、飲食・旅行に至るまで幅広い分野の編集部を経験。その後、いくつかの出版社勤務を経て、現職。

上田耕司の記事一覧はこちら