何も学んでいなかった安倍政権 「やっている感」が通用しなくなった理由 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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何も学んでいなかった安倍政権 「やっている感」が通用しなくなった理由

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政治学者・御厨貴 (c)朝日新聞社

政治学者・御厨貴 (c)朝日新聞社

 突然の辞任表明をした安倍晋三首相。政治学者・御厨貴氏は安倍政権を恩人政治で助かってきたと評する。

【写真】両手を天に掲げて演説する「絶頂期」の安倍首相の姿はこちら

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 安倍政権は“本当のレガシー”がない。同じ長期政権でも、佐藤栄作は沖縄返還をやった。安倍さんはとにかく「わが内閣はこれをやる」といって、それを達成したということがなかった。大きなことで成功したことはなかった。達成感なく終わってしまいましたね。

 憲法改正は、機運をつくったが、できなかった。経済でも社会保障でも大きな課題に挑戦しないが、小さな課題をつくってはそれをこなしていく。これは安倍側近と官邸を担う官僚たちが非常にうまくやった。「やっている感の政治」だった。

 だけど、これがコロナでうまくいかなくなる。コロナにどう取り組むかを示しきれなかった。「やっている感」の政治をやっていくことができなかった。大きい目標を出して、みんなでがんばろうということはなかったから。

 彼は国民に対する立ち位置がわからなくなったんだと思う。だから、健康上の理由もあったんだろうけど、ある時期から記者会見をやってこなかった。一番やらないといけない時期なのに。


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