【追悼】97歳大往生の内海桂子師匠、晩酌は欠かさず 驚くほど庶民的な食卓とは? (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

【追悼】97歳大往生の内海桂子師匠、晩酌は欠かさず 驚くほど庶民的な食卓とは?

このエントリーをはてなブックマークに追加
浅野裕見子週刊朝日
漫才師 内海桂子さん(当時94歳)(撮影/工藤隆太郎)

漫才師 内海桂子さん(当時94歳)(撮影/工藤隆太郎)

夫の成田さんと食卓を囲む桂子師匠(撮影/工藤隆太郎)

夫の成田さんと食卓を囲む桂子師匠(撮影/工藤隆太郎)

品数は多いが、煮物やサラダ、豆類など内容は野菜中心だ(撮影/工藤隆太郎)

品数は多いが、煮物やサラダ、豆類など内容は野菜中心だ(撮影/工藤隆太郎)

 女流漫才師の内海桂子さんが8月22日に亡くなっていたことが28日、わかった。所属事務所がウェブサイトで発表した。97歳の大往生。90歳を超えても、現役漫才師として舞台に立ち続けた桂子師匠。その健康長寿の秘訣を探った週刊朝日2016年12月2日号の記事(当時94歳)を再掲する。夫と囲む食卓に並ぶのは、庶民的なおかずの数々だった。

【写真】あゝ理想の夫婦!夫と酒を酌み交わす桂子師匠

*  *  *
 超高齢化社会が到来したいま、健康寿命を延ばすことに注目が集まっている。食生活は健康の基本。80を超えてもなお、各方面で活躍し続ける有名人の食卓から、秘訣を探った。

「桂子師匠」として幅広い世代から親しまれる、現役漫才師の内海桂子さん。94歳になった今も、月に8回は舞台に立つ。

「私ら芸人は、外へ出るとみなさんがそれはよくしてくださる。おかげさまで戦時中も慰問で三味線を弾いていたので、食べ物には困らなかった。出してもらう食事は何でもありがたい。家でも外でも、好き嫌いなんて生意気なことは言いませんよ」(内海さん)

 家では夫の成田常也さんが食事の支度をする。夕食は、夜7時ごろ。取材した日は、ご飯、ワカメの吸い物、カボチャの煮つけ、金時豆、みそのしそ巻き、野菜の塩もみ、サラダ、焼き魚(サケ)と、バラエティーに富んだ献立だった。

 表舞台に立ち続けるため、さぞかし食事には神経を使っているかと思えば、意外な答えが返ってきた。

「実は、7割がた買ってきたお総菜ですけどね。お吸い物も即席ですよ」(成田さん)

 毎日少なくとも7、8品は並ぶが、決して豪勢なものではないという。近所に5軒ほど行きつけのスーパーがある。

「それぞれの店に、お気に入りのお総菜がある。1週間まかなえちゃう」(同)

 普通の店に並ぶお総菜なので、年配の人向けにと食材をことさら細かく刻むことも、軟らかく煮ることもしていない。

「私、入れ歯は4本だけ。あとは全部、自分の歯ですよ。お煎餅も大好き」

 と内海さんが言えば、成田さんもこう話す。


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい