党がどういう処分を出すのか、現在の須藤氏は“まな板の上の鯉”状態。立憲の枝野幸男代表は7月1日の記者会見で須藤氏の処分について問われ、「党議違反になる」としつつ、「現時点では何か方針を決めているわけではありませんが、様々な事実関係の経緯を整理しているところです」と見解を示した。党内に様々な意見が渦巻いていることを思わせる対応だ。須藤氏はこう言う。

「都知事選が終わってからしかるべき処分があると思うので、それを受け止めたいと思います」

 格闘家時代を思い起こさせるような変幻自在のスタイルで仕掛けた今回の動き。果たしてどんな判定が出るか。

(本誌・上田耕司)

※週刊朝日オンライン限定記事

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上田耕司

上田耕司

福井県出身。大学を卒業後、ファッション業界で記者デビュー。20代後半から大手出版社の雑誌に転身。学年誌から週刊誌、飲食・旅行に至るまで幅広い分野の編集部を経験。その後、いくつかの出版社勤務を経て、現職。

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