コロナ禍でも生き生きとした老後を! 定年までに「定活」のすすめ (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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コロナ禍でも生き生きとした老後を! 定年までに「定活」のすすめ

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村田くみ週刊朝日#シニア#転職
※写真はイメージです (GettyImages)

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老後破綻危険度チェック (週刊朝日2020年5月29日号より)

老後破綻危険度チェック (週刊朝日2020年5月29日号より)

 新たな門出を迎える人が多い春だが、今年は違う。新型コロナウイルスの感染拡大は、社会や経済に与える影響が長期化しそうだ。定年を迎える人のなかには、「再雇用制度を利用して65歳まで居続けたほうがいいのでは?」と、一歩を踏み出すのをためらう人も多い。定年前に準備すべきことは?

【老後破綻危険度をチェックしてみよう!】

 60歳以降も働ける制度は整ったが、シニアの再就職はハードルが高いと言われている。

『定年前 50歳から始める「定活」』(朝日新書)の著者で、経済コラムニストの大江英樹さんは、60歳のとき大手証券会社で定年を迎え、半年ほど再雇用で働いた。

「自分のやりたい仕事をするために独立しようと決めたのは退職の半年前だったので、起業の準備はかなり遅れてしまい、間に合わなくて契約社員として再雇用されました」(大江さん)

 給料は現役時代の半分以下、雑用も自分でこなさなければならない日々だったが、想定外だったのは、仕事において「決定権」がなかったこと。クレーム処理ひとつをとっても、自分で判断を下すことができない環境は、生き生きと働ける場所ではなかったという。

「ここに自分の居場所はない」と、半年後に退職。セミナー講師として独立した。

 大江さんはその経験から、こう話す。

「役職定年はチャンスです。定年までに、その後の仕事や人生、生活を考えるための準備“定活”をしましょう。具体的にはやりたいことをいきなり始めるのではなく、(1)副業としてやってみて、軌道に乗れば退職して起業できますし、力が足りないと思ったら(2)資格取得や勉強をする。また、会社を離れたところでの生活に慣れるために(3)コミュニティーを作ったり、または参加したりして社外の仲間を増やしましょう」(同)

 役職定年を有効に活用する“定活”に取り組んだ人ほど、生き生きとした老後を過ごしているという。

 実際に大江さんは17年、各地に肩書を外したシニアが集う「定年男子の会」を立ち上げ、情報交換の場として一役買っている。


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