平手友梨奈(C)朝日新聞社
平手友梨奈(C)朝日新聞社

 元欅坂46の平手友梨奈が3月19日、パーソナリティーを務めるTOKYO FMのラジオ番組「SCHOOL OF LOCK!」の最終回で、リスナーに訴えたメッセージが大きな反響を呼んでいる。

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 平手は高1になった2017年4月から3年間、同番組のコーナー「GIRLS LOCKS!」を担当。楽しく話す平手の「素がわかる」番組として根強い人気を誇ってきた。

 19日の最終回は「平手友梨奈のGIRLS LOCKS!卒業式」というタイトル。番組の最後に語ったメッセージには、激動の思春期を駆け抜けた18歳の思いが詰まっていた。

「このラジオを聴いてくださっている方に、私からお願いというか約束をしてほしいなと思っていて……」

 と切り出し、

「一つは、言葉の暴力というのは本当にもうしないであげてほしいということです。言葉の暴力というのは、体罰だったり、パワハラだったり、(今の時代)やってはいけないことが増えている中で、自分は言葉の暴力が一番人の心を傷つけてしまう。うーん……、最悪の場合、本当にもう死にたいって思っちゃう人もいると思います。だから、言葉の暴力というのは本当に、うん…やめてほしいなって思います」

 と語った。さらに、

「あともう一つ。SNSは良く使えば本当にすごく便利です。でも、ちょっと(使い方を)間違えるだけでいろんな方向に転がっていくと思うので。そこはどうか、絶対にしないでほしいです」

 と訴えて続けた。

「辛いこと、苦しいことの方が多いと思う人もきっとたくさんいると思います。私もそう思っている人間の一人です。でも、どれだけ嫌なことがあっても、逃げずに闘ってほしいです。闘うことはすごく勇気のいることだし、自分も傷つく。そして相手も傷つくことがあります。大切な人間関係がもしかして崩れちゃうこともあるかもしれない」

「でも、それはマイナスに受け取るんじゃなくて、むしろプラスに受け取ってほしいなって思います。あとは、もっとわがまま言っていいんだよって言ってあげたいです。きっと夜中とか自分のベッドで涙を流したりとかすることもきっとあると思います。人に言いたくないこと、友達や両親にも誰にも話したくないこと……。そこをSNSに逃げないで、どうか信頼できる大人に話してみてほしいです」

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