木村拓哉“コスプレ”からの脱却 ドラマ『教場』で見せた本気 (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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木村拓哉“コスプレ”からの脱却 ドラマ『教場』で見せた本気

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松岡かすみ週刊朝日#ドラマ
※写真はイメージです (Getty Images)

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 新春ドラマ「教場」(フジテレビ系列)で主演を務めた木村拓哉さん。警察学校を舞台に、冷徹で厳しい教官を演じた。演技への取り組み方から作品への思い、さらに今年の抱負まで、たっぷりと聞いた。

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──原作は、累計70万部のベストセラーとなった警察小説『教場』(長岡弘樹著)。厳しい世界を描く作品だが、撮影を終えての感想は。

 警察学校というシチュエーション自体が、あまり馴染みがなかったこともあって、「リアルとの誤差」というものを常に考えながら撮影に臨みました。原作は、夢や期待、恐怖などを織り交ぜて存在しているので、それを具現化していくのは厳しいハードルがあって。原作の活字を目で追っていく分には情景も浮かんで、心情も理解できるけど、それを具現化しようとすると、非常に難しい。強い世界観をどうやって映像化するか、手探りで考えながら形にしていく道のりでした。

 本来の警察学校は、最後まで脱落者を一人も出さずに、いかに全員を各々の役割で現場に送り出すかということらしいんですが、この作品で僕が演じる人物は、警察学校を、ある種「ふるいにかける場所」であると考えています。何をやっても「モラハラ」「パワハラ」と言われるこの時代に、この作品を何が何でも作るんだという気概は、チーム全員に共通していました。

──原作のイメージを具現化するために、どんな工夫をしたか。

 まずは僕自身も、実際に警察学校に視察に行って、学校の様子や空気感を感じて、作品の元になる部分を見てきました。もちろんそこでは、一つのカケラしか見たり感じたりしてないと思うんですけど、実際にこれから警察官になっていく人たちが、警察学校という場所でどういう時間を過ごすのか、垣間見た気がします。

 警察学校のクラスという単位は、人生を通じての大きな存在になるんだろうなと感じた。ここまでの関係性を生み出す学校って何なんだろうって。小学校や中学校みたいな学び舎(や)とはまた違うものを感じました。そうやって感じたことを現場でどう変換させるか、いろいろと考えました。


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