「更生できたのは宝塚のおかげ(笑)」麻実れいを変えた一枚の写真 (1/5) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「更生できたのは宝塚のおかげ(笑)」麻実れいを変えた一枚の写真

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麻実れい(あさみ・れい)/1950年生まれ。東京都出身。70年宝塚歌劇団に入団。80年雪組のトップスターになり、85年退団。舞台を中心に活動する。「オイディプス王」「タイタス・アンドロニカス」「AOI/KOMACHI」など、海外公演も多数経験。2017年に菊田一夫演劇大賞受賞など、演劇賞の受賞歴も多数。来年3月上演されるミュージカル「アナスタシア」への出演が決まっている。 (撮影/写真部・小山幸佑)

麻実れい(あさみ・れい)/1950年生まれ。東京都出身。70年宝塚歌劇団に入団。80年雪組のトップスターになり、85年退団。舞台を中心に活動する。「オイディプス王」「タイタス・アンドロニカス」「AOI/KOMACHI」など、海外公演も多数経験。2017年に菊田一夫演劇大賞受賞など、演劇賞の受賞歴も多数。来年3月上演されるミュージカル「アナスタシア」への出演が決まっている。 (撮影/写真部・小山幸佑)

麻実れい (撮影/写真部・小山幸佑)

麻実れい (撮影/写真部・小山幸佑)

 気になる人物の1週間に着目する「この人の1週間」。今回はミュージカルからストレートプレイまで、様々な舞台で唯一無二の存在感を発揮する俳優・麻実れいさん。華麗な風貌とは似つかず、内面はチャキチャキの江戸っ子だ。氏神様である神田明神への感謝も忘れない。

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 172センチの長身に、エキゾチックな顔立ち。宝塚の男役になるべくして生まれたようなルックスながら、少女時代は、まさか自分がステージの上で芝居をしたり歌ったりすることなど想像していなかった。神田の生まれで、チャキチャキの江戸っ子。父は、刀剣の鍔などを作る職人だった。

 宝塚など全く興味のなかった麻実さんに受験を勧めたのは、宝塚好きの長姉だったという。

「3人姉妹の三女だったので、ずいぶん甘やかされて育ちました。家では姉が面倒を見てくれるし、外に出れば、近所の人はみんな顔見知りで、『(本名の)孝子ちゃん』『孝子ちゃん』って可愛がってくれる。高校時代は、自分の将来にこれといった目的もなかったので、宝塚を受験したのも、軽い気持ちです。そうしたら受かってしまって」

“トップさん”という存在があることも、センターに立つ意味も、何もわかっていなかった。宝塚に入団したことで、知らなかった世界が開けて、毎日は刺激的だった。でも、「こうなりたい」という目標は持てぬまま、毎日夢中で厳しい稽古を重ねていった。そうこうするうちに、たった一枚の写真が、麻実さんのやる気に火をつけることになる。

「写真を手渡されて、見たら、私が主役さんの隣に立っていたんです。主役さんは、宝塚のトップしか当てられない光量の強いピンクのライトが当たっていて、ハレーションを起こすぐらいキレイでした。その隣にいる私は、ライトが当たっていないものだから暗いし、すごくみすぼらしく不器量に見えて、『嫌だな』って思ったんです。同じ苦労するなら、キレイに見えたほうがいいじゃないですか(笑)。そのとき初めて、宝塚の男役として、もっと成長したいなと思いましたね」


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