ミッツ・マングローブ「音なき世界で聴く小泉進次郎の『術』」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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ミッツ・マングローブ「音なき世界で聴く小泉進次郎の『術』」

連載「アイドルを性せ!」

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ミッツ・マングローブ週刊朝日#ミッツ・マングローブ
ミッツ・マングローブ/1975年、横浜市生まれ。慶應義塾大学卒業後、英国留学を経て2000年にドラァグクイーンとしてデビュー。現在「スポーツ酒場~語り亭~」「5時に夢中!」などのテレビ番組に出演中。音楽ユニット「星屑スキャット」としても活動する

ミッツ・マングローブ/1975年、横浜市生まれ。慶應義塾大学卒業後、英国留学を経て2000年にドラァグクイーンとしてデビュー。現在「スポーツ酒場~語り亭~」「5時に夢中!」などのテレビ番組に出演中。音楽ユニット「星屑スキャット」としても活動する

小泉進次郎 (c)朝日新聞社

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熱視線

ミッツ・マングローブ

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 とは言え、これほどの「術」は、政治家として相当な強みであることに違いありません。かの田中角栄しかり、父上である小泉純一郎しかり、そのカリスマ性の8割は「話術」にありました。ただ私の場合、進次郎氏の「話術」に直で触れると何故か無性にむず痒くなってしまうため、敢えて「消音」という後ろ向きなフィルターを通すことによって、ピュアな環境で彼の性(さが)と向き合っている次第です。

 かくして初入閣を果たした当代きっての人気者・進次郎氏。「鼻息荒く」とはまさにこのことと言わんばかりに、鼻の穴を大きく広げ意気揚々と官邸入りする姿を見て、不思議と私も気持ちの昂りを覚えました。もはや消音状態でも、進次郎式催眠術は威力を発揮しているのかもしれません。いずれにせよ、その圧倒的な好感度や期待値が、内閣という「超表舞台」に置かれるのは良いことだと思います。さらには滝川クリステルという「徳と気位の高さ」が今後どのように影響するのか、はたまたしないのかも楽しみです。クリステルさんの愛犬「アリス」の名前を家族の一員として列挙するあたり、すでに有益な関係性は築かれつつある印象を受けます。他人様の結婚を「有益関係」だなんて、オカマってホントに性質(タチ)が悪いですよね。ちなみに私の癖は自分の言葉に首を傾げながら喋ることです。

週刊朝日  2019年9月27日号

【週刊朝日編集部からのお知らせ】

いつも『アイドルを性(さが)せ!』をご愛読くださり、ありがとうございます。この連載は2016年5月から週刊朝日で始まりましたが、このたび書籍化して、単行本『熱視線』(本体価格1400円)として発売されました。連載の内容を大幅に加筆修正し、ミッツさんご自身が描いているアイドルの似顔絵(AERA dotでは未掲載)も収載しています。装丁にもこだわりました。毒と愛を込めて作った一冊です。ぜひ、紙の本でじっくり味わってお楽しみください!


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ミッツ・マングローブ

ミッツ・マングローブ/1975年、横浜市生まれ。慶應義塾大学卒業後、英国留学を経て2000年にドラァグクイーンとしてデビュー。現在「スポーツ酒場~語り亭~」「5時に夢中!」などのテレビ番組に出演中。音楽ユニット「星屑スキャット」としても活動する

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