「死を学ぶ」鈴木おさむが父を見送り、父の親友を亡くして感じたこと (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「死を学ぶ」鈴木おさむが父を見送り、父の親友を亡くして感じたこと

連載「1970年生まれの団ジュニたちへ」

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鈴木おさむ週刊朝日#鈴木おさむ
鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中

※写真はイメージです (Getty Images)

※写真はイメージです (Getty Images)

 父が亡くなった時に火葬場で、その方は誰とも話さずに、一人静かにしていた。父が亡くなったと報告したあと、夜中に家に来てくれて、父に話しかけていた時、友が旅立ち、何を思っていたのだろうか。友がこの世を去った寂しさなのか。自分と重ね合わせたのか。

 今年、僕は肺の病気になり、「5年生存率30%の病気かも」と診断された時に、人生で初めて自分の命の限りを考えました。結果、「大丈夫」となり、今は安心していますが、あの数週間、仕事をしていても、何をしていても、自分が死ぬこと、残された家族のことをずっと考えていました。

 70歳を過ぎ、病気にかかり、友が病気で去っていった時に、何を思うのか?

 7月初旬、その父の親友が亡くなったと連絡を受けて、お線香を上げに行かせていただきました。顔を見せていただきました。偶然ですが、その日は街のお祭り。外では祭り囃子が聞こえていました。顔を見せていただいた時に、なぜだか、自分の父もいなくなったのだと、強く感じました。

 人は死ぬ。なかなか実感がわかないことですが、父がいなくなり、父の親友も旅立ち、お盆を迎える。こうやってゆっくり死ぬということを受け止め、死を学んでいくのだろう。

週刊朝日  2019年8月30日号


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鈴木おさむ

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中。10/31スタートのテレビ朝日系ドラマ「先生を消す方程式。」の脚本を担当。

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