ペットと一緒の墓に入れないのはなぜ? “ペット終活”のススメ (1/5) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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ペットと一緒の墓に入れないのはなぜ? “ペット終活”のススメ

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週刊朝日#動物
前澤さんの樹木葬墓

前澤さんの樹木葬墓

ペットと眠る墓の墓石例

ペットと眠る墓の墓石例

ペットの火葬の方法と一緒に入れるお墓の主な種類 (週刊朝日2019年6月28日号より) 

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ペットのお墓についての主な相談先(上)/安心なペット葬儀社を選ぶ3つのポイント (週刊朝日2019年6月28日号より) 

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 ペットの高齢化が進むなか、ペットと一緒にお墓に入りたいと考える人が増えている。しかし、寺院や霊園側の環境整備は十分ではない。仏教界には、犬猫は「畜生道」に位置するため、人間と一緒に埋葬するのは適切ではないとする考え方もある。大切な「家族の一員」と一緒にお墓に入る方法を探った。

【画像】可愛らしい猫ちゃんの絵も…ペットと眠る墓の墓石例はこちら

*  *  *
 ペットの数が子どもの数を上回った現在。2000年代前半に訪れたペットブームのときに飼われた小型犬や猫たちが高齢化し、にわかに“ペットの終活”が注目を集めている。

 なかでも需要が増えているのが、ペットの葬儀とお墓だ。都内でペットの葬祭業を行う「ペットPaPa」(ECOアース株式会社)代表の高橋達治さんによると、一年間で取り扱うペットの立会個別火葬の件数は約1500件。うち、300件ほどは寺院で火葬しているという。

「いまは火葬炉を搭載した火葬車でご自宅までうかがい、ペットの火葬だけを行うケースが増えています。一方で、人と同じように葬儀をあげたいという方も増えている。そのような方のために、弊社では猫専門(キャットPaPa)の施設として、お寺の一角を借りて火葬できるサービスも行っています」

 都内在住の前澤直子さんは、昨年、都内にある常福寺の樹木葬墓地の一角に自身の墓を購入した。決め手は「亡くなった猫と一緒に入れること」だったと言う。


「10年前に愛猫を亡くしました。その後火葬はしたものの、近くに一緒に入れるお墓がなくて、ずっと自宅に骨壺を飾っていたんです」

 前澤さんは現在一人暮らし。将来のことを考えると、いつまでも自宅に置いてはおけないと思った。

「寂しいけど、猫の遺骨なんて他人からしたらゴミ同然ですよね。だから自分が元気なうちに、お墓に入れてあげたいと思いました」

 現在、墓には2匹の愛猫が眠っている。最終的には自分も同じ墓に入る予定だ。

 埋葬する前は、遺骨を手離す不安が大きかったが、実際は「ちゃんとお墓に入れられて、気持ちがすごく楽になった」と言う。

「家とは別に、手を合わせる場所ができたことが大きいですね。普段の生活との切り替えができるようになって、気持ちが沈み込むことも少なくなりました」

 前澤さんがお墓を契約した常福寺は、11年前から犬や猫などのペット供養を始めた。同住職で、動物供養協議会の理事長を務める津村乗信さん(57)は、「ペットを手厚く葬りたいという飼い主の要望は10年以上前からあった」と語る。

「11年前に始めたペットの合同供養祭は、初回から満員で150人ほどいらっしゃいました。今は年2回開催で、1回あたりの定員も350名に増やしましたが、それでもキャンセル待ちの状態です」


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