ーーお二人に結婚の話はあったんでしょうか。
「いえ、私はそういうつもりはありませんでした。あの頃の私はどちらかというと、仕事が優先でした」
ーー内田さんは、島田さんと結婚するために、区役所に樹木希林さんとの離婚届を出しに行ったとされていますが?
「希林さんと離婚届を出されたなんて、全然、私がおつきあいするもっと前の話です。私と初めて会ったのはさきほどの88年の映画で、離婚届を提出したのは81年だそうで、時期があってないのです」
ーーお二人はどういう生活をしていたのでしょうか。
「お互い、自分の仕事をしていただけです。結婚してたわけでも、家庭があるわけでもありませんので。私は両親と一緒に暮らしていました。裕也さんは、私の両親がいるところにやって来て、一家だんらんでご飯を食べたりしていました。父はいつも黙っていました」
ーー島田さんが内田さんからDV(ドメスティックバイオレンス)を受けていたとも報じられましたが本当ですか。
「その報道も、100%、創作です。そもそも、内田さんは暴力を振るう人として、メディアで作られたイメージがありますが、実際の裕也さんは私に一度も手を上げたことがありません。一度も暴力を受けたことなどありません。そういう人ではありません。もし、手を上げたら、その時点で私は別れを選んだと思います。
内田さんは喧嘩が弱かった。意外と怖がりでした。私が裕也さんをリードしているくらいでした。裕也さんから『君は俺より男だね』っていつも言われていましたから。
私を役者として尊敬してくれていましたし、失礼なことは一度もなかったです。
私の父は裕也さんとつきあうことは内心反対でしたが、黙っていました。
ある日、父がお酒を飲んでいる時に、爆発してしまった。たまたま、玄関に入ってきた裕也さんに殴りかかりました。裕也さんはずっと目をつぶって直立して、押し返すこともしませんでした。最後までされるがまま。やめてくれともいわず、偉いと思いました」