追悼・佐々木すみ江さん 遺作映画の監督が語る「最後の魂の演技」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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追悼・佐々木すみ江さん 遺作映画の監督が語る「最後の魂の演技」

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上田耕司週刊朝日#お悔やみ
故・佐々木すみ江さん(事務所提供)

故・佐々木すみ江さん(事務所提供)

 名脇役として数々のテレビドラマや映画に出演した女優の佐々木すみ江さんが2月17日、肺炎のため亡くなった。90歳だった。

 佐々木さんは、最近まで体調はよく、仕事にも支障がなかったという。今秋公開予定の映画「惡の華」の井口昇監督は、昨年11月のロケで一緒に仕事をした。

「こんなことになるんなら、もっと撮っておけばよかったね。またいつでも会えると思っていたから」

 と、佐々木さんの突然の死を悼んだ。

 映画の中で、佐々木さんはヒロインの祖母役。主人公役の伊藤健太郎をもてなす、明るいおばあちゃんといった役どころだった。

「映画は若い人たちが中心の物語でした。でも、年配の方が出る数少ないシーンだからこそ、佐々木さんのようなお芝居のしっかりした女優さんに出てもらいたかったんです」

 撮影地は群馬県桐生市の一軒家。撮影時間は3時間ほどで、NGはなし。疲れたところは一切見せず、「監督、何でも言ってください」と演技に前向きに取り組んでいた。年齢が年齢だけにいすを勧めたが、「いえ、大丈夫ですから」と立ったままだったそうだ。

 佐々木さんの最後の仕事となったのは今年の1月中旬、映画「記憶屋」(2020年公開予定)の地方ロケ。平川雄一朗監督は、次のようにコメントした。


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