各メディアが発表した世論調査では自民党の支持率がおおよそ30~40%台であるのに対し、立憲民主党は8~10%台前半。大差がついている。

「世論調査の分析の仕方が間違っていると思います。私は『内閣不支持率』に着目している。安倍内閣の不支持率は高い。自民党が強いわけでは全然ない。街の空気は私たちにいいですよ」

 森友・加計学園を巡る「モリカケ」問題は19年も追求するのか。

「もちろんやります。大きなスキャンダルは2、3年くらい時間がかかるんです。1カ月くらいで結論が出る話ならば、大きな問題ではない。ロッキード事件もウォーターゲート事件も結果が出るまでに時間がかかった。モリカケは、ますます闇が深いのが明らかになっている」

 平成最後の年末年始はどう過ごすのか。

「家でゴロゴロしてますよ。日本レコード大賞(TBS系)と紅白歌合戦NHK)を観ないと、年が変わらない。新年は箱根駅伝(1月2日~3日、日本テレビ系)を観ています。駅伝を観ているとかみさんに怒られるんですよ。『同じ映像が続いているのに、いつまで観てるの』って」

 19年はどんな年になりそうか。

「17年初めに自分が党の代表になるなんて、微塵にも思っていなかったから、政界は一寸先は闇でわからないです。その柔軟性が私の持ち味だと思っているので、2019年はどんな年になるか、決めてないことが大事だと思っています」

 枝野代表の舵取り一つで、政治が大きく変わるのは間違いない。(本誌・上田耕司、田中将介)

※週刊朝日オンライン限定記事

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上田耕司

上田耕司

福井県出身。大学を卒業後、ファッション業界で記者デビュー。20代後半から大手出版社の雑誌に転身。学年誌から週刊誌、飲食・旅行に至るまで幅広い分野の編集部を経験。その後、いくつかの出版社勤務を経て、現職。

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