上演中の「黴―かび―」では、3姉弟の長女里美役を演じるが、

「自身も弟を持つ長女なので、責任感が強いところや人に甘えられないところなど、その経験を生かせました。コウさんの演出は、常に相手を感じろ!心を動かしまくれ!うそをつくな!ですので、そこを意識しています」と語る。

 また、公開中の映画『飢えたライオン』(緒方貴臣監督)に出演中で、このほか『母さんが僕をどんなに嫌いでも』(御法川修監督、11月16日から新宿ピカデリーほか)、『銃』(武正晴監督、11月17日からテアトル新宿ほか)と出演作の公開が続く。「亜耶2000」として昭和歌謡的な楽曲をリリースし、2019年1月11日に吉祥寺MANDA―RA2でワンマンライブの予定だ。

 ある芸能プロダクション幹部はこう語る。

「『相棒』では大手プロ以外の実力派を脇役に起用しています。そんな中、小劇場に出演する江藤のような個性的な実力派が、わずかな出演時間で視聴者に最大のインパクトを与え、視聴率も稼ぐ姿に、多くの無名の役者が夢を見ることができるでしょう。第2のシャブ山シャブ子は、単館上映映画や小劇場に潜んでいます」

(船越昇一)

※週刊朝日オンライン限定記事