買いだめしようとする動きに、早速反応した人たちもいた。フリーマーケットアプリのヤフオクやメルカリには、高額で出品する人が続出。まとめ買い向けに、12袋で5千円前後でで取引されたケースもあった。

 森永製菓は、生産は来年の夏ごろまで続くのですぐに品不足になることはない、と呼びかけている。

 そもそも、チョコフレークが全てなくなるわけではない。シェアがトップの日清シスコは、今後も販売していくためだ。同社はこう説明する。

「チョコフレーク市場では約75%のシェアがあり、多くのお店で販売しています。これからも改良を続けながら販売を継続していくので、安心していただきたいと思います。今後は改めて、日清シスコのチョコフレークを、しっかりブランド化していきます」

 森永製菓の味にこだわらなければ、これからもチョコフレークは楽しめる。勘違いが原因のチョコフレークバブルは、すぐにはじけるのかもしれない。(本誌・岩下明日香)

※週刊朝日オンライン限定記事