オンラインゲームはネットを使ったゲームであり、墨岡医師によるとネット依存症は下記のチェックリストで診断されることが多い。ネット依存症に関する調査でも広く使われているという。

【5項目以上あてはまったら「ネット依存症」】
――Youngによるネット依存尺度:8項目(1998年)から作成

・インターネットに心を奪われていると感じるか
(オンラインの活動を思い出し、次に接続することを楽しみにしているか)
・インターネットで充足感を得るために、より多くの時間を費やす必要を感じるか
・インターネット使用時間をコントロールしようとして何度も努力し、失敗した経験があるか
・インターネットの使用をやめようとしたとき、気分が落ち着かなかったり意気消沈したりするか
・予定よりも長時間、オンラインでいるか
・仕事、学校などにおける大切な人間関係を、インターネットが原因でなくしてしまいそうになったことがあるか
・インターネットの利用について、家族やセラピストなどにうそをついたことがあるか
・現実逃避や不快感(無力感、罪悪感、心配、抑うつなど)から逃れる目的でインターネットを使うか

 自分自身、あるいは家族などがオンラインゲームに“はまっている”なら、依存症レベルかどうか、チェックしてみてはどうだろうか。該当する場合、早めに専門の医療機関を受診することも検討したい。

(文/近藤昭彦)